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  【中山1R】
◎12.デイブレイク
○3.ロイヤルサルート
注6.アルベルティ

 中山に替わると、やっぱり時計が掛る重い馬場になっていました。スローでもない限り非力なタイプは敬遠したいところ。ロイヤルサルートはストラヴィンスキー産駒らしく、骨太で筋肉量もあり、大きな馬格があります。減量もあり、パッと見で反応しやすい馬に思えます。ただ、それよりもここは休み明けのデイブレイクにも期待したいです。福島で見たころから足腰が大分良くなったため、末脚に安定感が出てきました。前走は重馬場で時計が速い高速馬場だったので仕方がありません。むしろ12秒台前半の走破で0.3秒差なら十分評価できます。今の時計が掛る馬場状態でなら勝ち負けのはず。特に、そろそろ未勝利も馬資源の底が見え隠れしてきたので、重い馬場なら差しも十分効きます。アルベルティは東京のときのコラムでも書きましたが、1200mだと距離短い不安はあります。ただ、それでもスピードは今の未勝利では上位確実。脚長で500kg以上あるわけですし、あまり嫌わなくても、と思います。


  中山2R】
▲5.キープザブレイヴ
◎3.サトノピースピース
○8.コスモソユーズ

 サトノピースピースは、どうやったって府中みたいに上がりを求められてしまう場所よりは中山の方が向いています。初ダートだった時はHペースでバテてしまいましたが、休み明けというのも苦しい材料でしょう。新馬の頃からあった骨瘤が相変わらず目立っているため、脚元としては微妙ですが、今回もそれなりには格好は付けられるはず、という意味での本命。コスモソユーズも上がり脚はジリですが、中山でならそれなりに評価しておきます。キープザブレイヴは馬柱としては何にも示していませんが、前走の新馬は結構馬は揃っていたレース。この馬も素材として良い方でした。レースでは後方のまま何にもしてなかったので、そこら辺からは拾いようが無いですが、馬体良いということ、今回初ブリ、鞍上強化と、面白そうな材料はあります。トミケンベッセルみたいに中型でまとまった形は、牝馬限定とかならまだ許せるんですが、ここでは特に強調するタイプではないと思います。着順は3着続きで、馬柱は傷が少ないように見えますが、内容弱いですからね。


  【中山3R】
▲3.カルマート
▲15.シュヴァルツシルト

 あれだけ末の甘さを露呈し続けているのに、まだバシリクスは人気なんですね。2100mで末負けするって相当ですよ。ここは初ダートのシンボリクリスエス産駒に期待したい場面。馬だけなら。鞍上はどちらも寒すぎてなんとも言えません。アドマイヤアジナやトウショウゲームで出遅れって、馬のせいじゃないでしょう…。ソウルオブエイチは脚が短く背丈も低めなのでこういう距離は長そうに感じますが。


  【中山5R】
◎12.マイネルグラード
○9.ゴッドツヨシ

 芝は開幕週らしく、圧倒的前有利馬場。下級条件はペースが上がらないので尚更前残り傾向が強いです。マイネルグラードのここ2走、位置取りが全く違いますが、テン3Fはどちらも同じくらいの時計で走っています。2走前も厳しいペースでしたが、前走がどれだけHペースだったことか。ラップとしては一旦緩んでいるんですが、結局差し追い込み決着になったものでした。今回は他に速そうな馬は見当たりませんし、楽に逃げられていいはず。ゴッドツヨシは、タヤスツヨシ産駒の中ではかなり良い馬の方で、前走もドスローとはいえ、上がりもしっかり反応していました。中山でスロー前提なら、チャンスありそうです。


  【中山11R】中山記念
◎9.ヴィクトワールピサ
○3.キャプテントゥーレ
注5.リルダヴァル
△11.キョウエイストーム

 ヴィクトワールピサはドバイ遠征を控えてるので、ここがどれだけ本気かなんて知りませんが、能力的には2枚は違うでしょう。コース自体は問題なく、クラシックを戦っていた頃のような中団〜後方からの脚質というわけでもないですし、今の馬場で有馬記念みたいな早目スパートやられたら誰も付いて行けないのでは。ひとまず、前有利馬場ということでキャプテントゥーレが相手筆頭。リルダヴァルはそんなに切れる脚があるわけではないので、平坦コースに比べれば上がりを要する中山はまだ向いている方なのかもしれません。東京開催では全く乗れていなかったリスポリ騎手が、前走の小倉大賞典でも窮屈な競馬をしてしまっていましたね。少頭数でスムーズなら。キョウエイストームは中山大得意ということもありますが、少なくともレッドシューターの方が人気上というのはおかしいだろう、という主張での印。レッドシュータがここ2戦、強い競馬をしているのは認めますが、勝っていないという事実。ケイアイドウソジンを物差しにすれば、そんなに差はないはず。実際指数もほぼ同値。リーチザクラウンは中山がそもそも合わないでしょう。今回のタイミングで再び逃げの戦法を取ることでもしない限りは。





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