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リスポリ騎手が関東圏でようやく1勝目を上げました。東京開催時と今日の前半までは、返し馬ではなんとしてでも抑えようとして、普段の返しでは全く掛るような素振りを見せない馬も含めて、全ての馬で喧嘩しているというか、掛っていました。同じような返しをしていても、クラストゥス騎手やベリー騎手などはきちんと折り合わせていたのですが…。ところが、後半からは抑えようとする素振りをせずに、すんなりと流す返し馬をするように。途端に結果が出ましたね。馬を従わせようとして逆に喧嘩しているようではどうしようもないんですが、これをきっかけにしてくれるかどうか。マイネルオベリスクであそこまで鮮やかに突き抜けて勝つというのは、関東でのリスポリ騎手を見続けてきた身としては、全く想像できなかったので。


【中山8R】
◎4.マヤノマヤ

 一瞬どんなマジックだと思いましたが、500万を勝たずに格上挑戦で1000万下を勝利。その後降級したので、収得賞金が500万ピッタリ、ということなんですね。降級した直後は一度だけ500万を使いましたが、その後は再び格上挑戦を続ける形で1000万下のみを使われ続けていました。番組的なものなのか、得意のマイルを選んでのものなのかは分かりませんが、今回は500万下です。相手関係が本当にクラス一つ分落ちるわけで、本来は勝たなきゃいけないはず。


【中山11R】弥生賞
◎9.ターゲットマシン
○4.デボネア
▲10.ギュスターヴクライ
△3.プレイ

 ターゲットマシンは素晴らしい瞬発力を持っている馬で、特に中山でもそれで通用した、というところに一つ価値があります。弥生賞はスローが多い傾向ですが、今年も少頭数で確たる逃げ馬も不在。決め手比べでなら一番手は確実です。鞍上が相変わらずの絶不調ぶりで、土曜日も綺麗に4着以下にいなくなってました。救いは1着か着外か、という極端な結果が多いということと、ターゲットマシンでは取りこぼしなく、2連勝に導いている、ということ。どうせなら1着でお願いしたいものです。
 相手が難しいですが、共同通信杯で全く見せ場がなかったダノンバラードに差しきられてしまうようなラジオNIKKEI杯組みは全切りで。結構広く知れ渡っているように、この世代のラジオNIKKEI杯は、少なくとも高レベルではなかった、ということでいいでしょう。
 ということで、大分絞れますが、その中でなら、個人的にはデボネアに期待。かなり骨格のしっかりした馬で、おそらく素材ではここでも上位に入れて良い馬です。ただ、骨量も豊富な分、決して速い動き(≒瞬発力)がある馬ではありません。小倉の未勝利レコード勝ちも京成杯もスタミナが活きる流れになったというのは好走要因。スロー前提のレースでそれだと非常に厳しいのですが、この時期の若駒は成長を見せてくれることもあるので。あまりにもスローならいっそ積極策を取るくらいのことを期待したい鞍上でもありますし。
 ギュスターヴクライは2000m以下では一切結果が出ず、2200以上で2連勝してきた馬なだけに、距離が短いという気持ちは強いです。ただ、負けていた時期も毎度毎度上位の上がりは繰り出していた馬で、スローが無理という馬でもないです。むしろスローならスローでもうちょっと位置取りを前に取るなど、対応策はあるはずです。この時期はまだまだいろんな意味でチャレンジして良い時期ですから。
 プレイは徐々に成長を見せ、仕上がり自体も良くなってきている馬。正直、これといった武器がないんですが、着狙いの競馬はこの少頭数ならしやすいように思えます。サダムパテックはトモが寂しいので、あまり小回りとか急坂とかの忙しいコースは向かないと思います。勢い乗せればOKの長い直線があるコースならまだしも。朝日杯も特別レベルが高かったわけでもないですし、コース取りの差はあれど、坂では伸びあぐねていました。2歳時に強烈な印象で強いと感じるような馬がいないのなら、新しく出てきた(勝ち上がってきた)馬に期待する、という方針で。





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