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府中の芝は雨が降って渋れば直線のかなり外側、日が照って乾けば内ラチ沿いからというトラックバイアスパターンがあったんですが、
どうも最近はハッキリわかるほどではありませんし、内しかないだろうと言うパターンでも大外枠が来れたりしてます。
馬場作る側からすると本当に「フラット馬場」を実現するために努力してるんでしょうけど、実際そう言う状況を保たれると、それはそれで困る感じですね…。
先週は微妙な状況が続いていたんですが、読みが通らず難儀しました。今週は巻き返したいところです。
今開催は、3〜4コーナーで極端にペースが落ちる、直線3Fだけの勝負になりやすいようなので、下級条件ではそこに注目して展開を考えたい所。
未勝利は今年は低レベル世代で全くIDMの伸びないメンバー、500万クラスも降級直前の時期ででメンバーも煮詰まってきていて、馬体を見ても府中適性のない馬だらけになってきてますから。

★本日のメイン

  新潟11R
中ノ岳特別
◎9.ソルモンターレ
○6.ジェネラルノブレス
▲5.ダノンプリマドンナ

ハリマノワタリドリはいつの間に末脚キャラになったんですか…今でも違和感を感じずにいられません。体型的にそういう戦法が合うタイプにあんまり思えないだけに。
馬柱を縦に見ても、前走の重馬場で結構指数が弾けていて、その他はあんまり見になった感じでもないので、おかしいなと思う所。
それでよく調べてみると、白馬岳特別は、前半ずっと先団4頭で雁行になり、向こう正面でも結構ペースが上がった展開みたいですね。
コーナーカーブが日本で一番キツイために、道中極端に緩急がつくタイプの新潟ダート1800mで、道中一切13秒台ラップがなかったというのは、かなり先行馬がキツイはず。

そう言ったレースを経た上で、今回のメンバー集めて展開図を見てみると、やっぱり思った通り2−2−2頭の隊列になりそうで、上がり上位@※が付いている馬は見事に後方集団。
いくら今開催の新潟ダートは追い込みが決まりやすい状況とは言え、この逃げ専なし番手キャラ少数のメンバーなら、先行有利の「展開」と読むべきでは。

注目は昨年同時期のようなモロさがもうなくなっているソルモンターレ。
もちろんこの場面で単騎逃げに持ち込んでも良さそうですし、お見合いして構えても折り合えるようになってきたのなら、今回はいい展開になりそう。
前回の府中2100mも中盤全く緩まない相当厳しいペースのはずで、あれを2番手で乗りこなせた黛騎手は相当なものでしたが、馬も砂被る競馬に慣れた賜物であれば、ということです。
速いラップで耐えられるタイプの先行馬ですからね。

ジェネラルノブレスは前走は休み明けのものでしたし、道中でペースを読めずガックンガックンして追い上げも中途半端になってた格好。
道中のペースも付いて行ったら危ないものでしたしね。
一度叩いて良化もあるでしょうし、今回は単騎逃げあってもいいメンバー。鞍上が替わるのもいい材料なのでは。
ダノンプリマドンナは、緩急つけて速い上がりに対応できる先行馬。前回は相手が弱すぎでしたが、新潟適性はあるタイプではないかと思ってます。52kgで。

トウショウロジックは、3走前先行させて完バテだった履歴があるので、多分今後しばらく下げるはず。
しかしいろいろとゴツすぎる上に基本鈍足なので、半分より後ろにいてあんまり味があるタイプではありません…。
クジュウクシマは芝で実績積んでここで57kg。自分はスローがあってもいいメンバーでかなり差しづらいペースだと見ているので、中途半端さがある外枠の差し馬は買いません。

  京都11R
上賀茂S
◎8.エイシンダッシュ
△9.ネオファンタジア

引き続き、準オープンで信用するのは5歳世代。
そろそろソリタリーキングは血統なりのいい体つきになって来る頃かもしれませんが、それでも準オープンを一発通過するほどには感じないということで。
僅差でも戦える5歳馬がいるなら、そっちを見ます。

背景的な理由は良く分からないんですが、特に過去の実績がないのに前走突如1番人気になり、その前走が偉い強かったエイシンダッシュ。
相手が弱かったのかも知れませんが、馬自身が相当良くないと先行位置ピタッと奪ってさらに上がり35秒台とか出ないでしょう。1700m以上の距離で。
確かに中盤遅いんですけど、そこで楽が出来たからと言ってB級馬が優に出せる上がり脚ではありません。
これは内容を素直に信用していいのでは。前回の内容そのままここに持ってきて、計算上は展開1位というのも強調点です。

  東京11R
京王杯スプリングC
◎16.エーシンフォワード
○7.ジョーカプチーノ
▲11.シルポート
注6.サンカルロ

先週も雨の影響がどこか強烈に出ないものか真剣に経過観察してたんですが、それらしき傾向はなかったと思います。
例年通り内ばっかり狙い打つスタイルで臨んで、大外枠の馬に勝たれてたら世話ないですよね。
皐月賞の週のあの1週目のとんでもないグリーンベルト競馬が終わって、さすがにあれはまずいということになったんでしょうか。

ということで、府中の1400mでも特に偏りのない状況で全面フラットであるなら、能力を素直に見るべきでしょう。
重賞勝ちやG1通用レベルの馬がIDMで70〜73出せていて、過去の成績を見比べて若干見劣る馬は大抵が68前後。
というわけで、IDMで印がカスってる馬までで考えをまとめたい所。

その中では、高松宮記念が休み明け、しかもレース中結構大きな不利を食らってまともな競馬をしていない2頭をやや重めで見ます。
エーシンフォワードは特に、1200mを本気で狙ってた馬でもない上に1400mで4勝している馬。高松宮記念はバイアス不利の外枠でもありました。調教も今回の方が良かったように思います。
59kgなのは事実ですが、プラス材料はかなり大きいはず。
ジョーカプチーノは、高松宮記念で1番人気になった馬ですし、藤岡康太があのレースかなり久々の乗鞍だったことを差し引いても馬が抜群に良かったんでしょう。
結局、近2走の内容が咎められたか今回は乗り替わりになっています。
先週は府中が相当見えていた福永騎手に変わりますし、この後安田記念に出ても適性や展開的にノーチャンスなので、相当勝負に出る乗り方をするはず。
シルポートの2番手だったり、シルポートを抑えての逃げがあってもおかしくないのでは。

シルポート陣営は逃げに拘る発言してるみたいですが、いかにも条件選択からして2番手試みそうなローテで嫌な感じ。
一応当日のトラックバイアスが強烈に作用している時は、常に結果を出している馬でもありますし、当日の状況を見ての取捨でいいはず。
サンカルロは、府中の1400mで1番人気になってしまいそうな出遅れ後方追い込みキャラというのが単純にイヤな所。
高松宮記念は、結局スプリンターズSで一度付いた序列のままの入線でした。1200m部門においてのランキング通りという解釈も可能。
それなら、1400mメンバーでマイラーが混じると、そのまま力上位である保証はまだしづらいはず。
この馬は府中に登場するたびにパドックの見映えと姿勢の良さで騙されるタイプなので、ホント嫌なんですよね…。
大久保洋吉厩舎が重賞で3回もハマらないと解釈してみましょうか…。

クレバートウショウやショウナンアルバらは、強烈な先行あるいは差しのトラックバイアスが起こらないと足りなさそうです。
ストロングリターンは馬体からは評価が高く結構人気先行する馬ですが、過去3回重賞に出走していずれも人気薄に反発して走るほどではありませんでした。
不器用な所があってフットワークが速くはないですし、未だに出負けします。今回の鞍上も正直言って最近乗れてません。
最近の馬柱の中で一番ガッカリしたのはエプソムCですね。結構差し込みやすい展開だったと思われただけに。





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