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某所で見る新潟の芝の映像とかを見ると、芝の張り替えそのものは大成功しているように見えますが、Bコースより外側の使い込まれた部分は随分ボコボコしたままに見えます。
こりゃあ決して馬群の外は回せないな…と思われる感じです。スタートダッシュ不利な枠も出てきそう。

  函館11R
STV杯
◎8.ダノンヒデキ
○10.アキノカウンター
△4.モズ
△11.ナムラボルテージ

函館メインレース辺りの1000万〜準オープンの超大荒れ決着のパターンを眺めてみると、レースの内容こそ意味不明ではあるんですが、変わり身パターンはワンパターンしかないですよね。
本州のレースで全く性能通用しなかった・適性合わないのを使い続けてた馬が、ここの函館の水が合う形で一変するというだけです。函館の軽い調教やら、函館の芝適性やらで完全に別馬になって甦る格好ですね。
函館に適性を見せてない馬は、あるいはラヴィンライフのようにそこそこしか走れてない馬はあくまで今回もその水準と見て良さそう。今回も合わないままだったり、適性合う馬にやられてそこそこしか走りません。
モズやアキノカウンターのように、IDM55水準を函館で出している馬がいるのに、レース振りや「惜しい」感でIDM50程度の馬がやけに印集めるのはおかしいと考えた方がいいです。

なので、毎レース毎レース、狙うは本州ルートからの大幅変わり身狙い。
過去の成績や前後の文脈から見て、「明らかにここ北海道シリーズが狙いのローテ」と分かるような馬がいれば、それをチョイスすればいいです。
こう言うタイプの変わり身が、世間の指数予想やJRDBの展開予想では全く読めない要素だからこそ、後から聞いたら納得するのに事前に確信持てない分人気出来ないんでしょう。

そりゃあもう当たり前という感じでダノンヒデキ。
この馬、府中で馬体良くて狙っている時でも、逃げるか3番手以内にいてくれないと瞬発力でアッサリ切れ負けする、本当に淡泊な馬で扱いにく過ぎます。
結構府中で買ってたりするんですけど、結局生涯で単騎逃げがハマった時の1度しか勝ってないんですよ…。どれだけ再現性の薄い勝ち方なのかと。
しかし、この馬が函館で2戦した時は1着と3着。もちろん当時降級馬だった関係もあるかも知れませんが、あれだけ府中だと鈍い馬が、函館だと前半中団で控えて早捲りで押し切るという競馬が出来ちゃったのが驚き。
もちろんそれで勘違いして、鞍上も府中で同じことを試そうとするわけですが、過去の適性の差を考えると上手く行くわけがありません。脚の使い方が合わず、捲ってるんだか追っ付けなのかわからないまま坂上で脚をなくします。
こう言う「函館の環境だと全く変わる馬」を、函館の折り返しが来る前にどんどん狙っていくのが今のセオリーなのでは。

相手は、ひとまず函館で高いIDM出している順番に選べばいいのでは。
函館は「展開」ではなく「適性」や「今動ける仕上げ」だと思うので、前走函館で出したIDMが高ければ、指数で劣る他の函館組は函館で出せる能力が一枚劣ると端的に考えます。
アキノカウンターは、函館の少頭数で競馬する限り、何度でも恵まれそう。
本州で全く合う条件がなくても、北海道シリーズだとバッチリハマるグランデラ産駒のナムラボルテージは、昇級初戦でも注意。

メジロスプレンダーのように体が硬いと、ちょっと函館で走れるタイプではないのでは…と思う所です。

  京都11R
大文字S
◎9.タガノバッチグー
○8.ニシノメイゲツ
▲10.トモロポケット
△2.ラフォルジュルネ
△13.タガノエルシコ

京都はもう内側の芝が茶色でコケているような芝ですから、そりゃ外伸びにもなるでしょう。
ここは外枠の差し馬に素直に行く場面だと思いますが、逃げるしかないワンダームシャや早いペースOKのミッキードリームらがいて、ハンデ戦でも標準並みにタフな展開にはなりそう。
敢えて軽量に注目したい場面なんですよね。

なので、府中Sで見て準オープン十分通用する馬体に思えたタガノバッチグーに期待。今回54kgです。
この馬が勝った蓬莱峡特別はかなり相手のレベルが高くて、あれは結構凄いラップだったりします。
5着のエイシンサクセスや3着のバアゼルリバーはすぐに1000万を勝ちましたし、ランリョウオーに至ってはその後即連荘で準オープンすらアッサリ。
今回騎手のせいで人気が低いのか知れませんが、このクラスで戦える背景ある馬だと思うんですよ。

  新潟11R
北陸S
◎13.アースサウンド
○9.カホマックス
△4.トーホウチェイサー
△3.サリエル

選んだのは全頭降級馬の4歳。
厩舎のランクだけで眺めてみたら、ちょっと準オープンにしては随分ランクの低い厩舎が揃い、ちょっと強調材料のある馬がいませんからね。
内側のステイドリームが鞍上期待で人気してしまうぐらいです。
このレベルだったら、厩舎の力関係なく、降級の強みが存分に生きる・上位のスピードに他が付いて行けない場面では。

ただ単に新潟が得意というだけでアースサウンドが人気するのならむしろ消したい所でしたが、前走のダッシュ力が良くてそのIDMで今回抜けてるんで、初の55kgでも下げられないかなと。
カホマックスはダート短距離でこそ。主張が甘い他の騎手だと全くダメで、中舘騎手に替わると2勝2着1回ですから、これは普通に上位評価でいいのでは。
他の差し馬も降級の強みしか見ていませんし、57ぐらいでは全く足りない場面に見えるので、ここは簡単に処理したい所です。

ナムラカクレイは地力加速力が甘く、平坦1200mの馬じゃないでしょう。





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