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  新潟1R
▲7.ジョイフルハート

例年、福島1200mの2歳新馬→新潟1400mの折り返し未勝利で良くハマってくれるネタなんですが、今年も通用してくれるかな?
あれだけ開催が進むごとに馬場悪化が顕著な福島なら、世間がキチンとフォローしてるんですが、今年の中山開催だと意外にケアしていない事実。

前回の中山開催8日目は、馬場補正を全く止めて荒れるに任せていた途中。
とにかく2桁番枠、外枠絶対&追い込み馬断然の馬場状態でした。七夕賞もそうですが、最終レースなんかも見て下さい。
ブランダムールが勝った新馬は、レベル低かったパドックだとも思うんですが、1〜3着馬が「14番12番15番」で決着したレースです。
ジョイフルワールドは、そこで痛恨の1番枠を引いてしまった馬です。
ゲートもバッチリ決めて3番手先行があってもいいぐらいのスタートだったんですが、その直後の馬場の荒れ具合や外枠の馬の勢いに被され、進出が全く出来ず追走は10番手。
直線に向くまでずっと荒れた部分を通り、直線も最内に進路を取らざるを得ない。そんな最悪なレース展開だったんですが、上がり2位の末脚を駆使して何とか6着に食い込んだんです。
正直、勝ったブランダムールも、あの最悪枠入って競馬していたら掲示板入ったかどうかわからないですよ。

例年の福島後半の1200m新馬→折り返し新潟未勝利では、この「新馬戦の内枠で頓死した馬が広い新潟に替わって激走」パターンがバシバシ決まります。
この馬もその条件は十分満たしています。

  新潟4R
◎11.ウインルキア

400kg台を割りそうな小柄な牝馬のディープインパクト産駒。
それを前提に近2走を眺めれば、地味な4着続きながらも内容は見えてくるはず。

2走前は外回りコースなのに、前残り展開になりそうだった所を3角捲り。ディープ産駒にとってはかなり分の悪い脚の使い方。
そして前走は、あの末期馬場京都の内枠。何とか先行して見せ場こそ作りましたが、コンパスがなくて馬力不足の馬には通ったルートが不利過ぎです。

これも、トラックバイアスの差で今回フラットになれば、分の良い戦いが出来るだろうと言う発想。

  新潟9R
▲13.カイシュウコロンボ

京都や中山、あるいは以前の福島のように、異様なトラックバイアスが起こっていて、いい場所に全馬が殺到するような競馬っていうのは、やっぱりレース映像をちゃんと確認しないとやってられません。
この馬も絶対に指数通り走ってないなと思いました。
カイシュウコロンボの前走は、まず前半は不利な内側5番枠で、ゲートは上手かったのに外の勢いが良くて下げざるを得ない。内側の悪い所を避けて走ろうにも外は他馬で壁だらけ。おまけに直線向かう所で2着馬に一旦被されて、完全に引っ張って追い出しが遅れています。
最後の伸び脚を見るに、あれはもうちょっと上積みがあっていい内容です。

今回は能力的に降級馬が遥かに上ですが、展開予想で計算している中途半端な位置以上に、上位に食い込める実力は持ってるはず。

★本日のメイン

  函館11R
漁火S
◎7.タカラサンデー
○10.モズ
▲3.シルクアーネスト

ハンデ戦ですら勝ち負けするような戦い方をしていないメンバーと、1000万からの昇級組、あるいは休み明け。
とんでもないメンバーです。
準オープン滞留組は、ペース速まらないというのなら、どうやって差すつもりなんでしょうか?
ここまでメンバーが落ちてるなら、タカラサンデーの巻き返し狙い。
タカラサンデーは、多分このクラスでも馬体は通用すると思うんですよ。気性難のせいで全く安定感がないだけで。

函館は本州と違い良馬場想定、先週は馬場もそこそこ標準以上に速い中、先行馬が残りまくり。
仮柵を移動していい感じに内側の荒れた部分が隠れたようで、IDMが足りる逃げ馬はアッサリ残ります。
なので、能力上位の逃げ馬は押さえたい所で、それ以上に盲点になってる逃げ馬は注意したい所。
タカラサンデーは、明らかに上がりの掛かる競馬場を狙って使われてる様子ですし、前走などどう見ても叩きでしょう。
一頭で気分良く…がベストのタイプなので、メンバーが煮詰まってる番組を選んでいると思います。

相手は、府中で見ている時も準オープンでも通用する馬体だと思っていたモズ。
クラス上がっても相手がこの程度なら、IDMだって引っかかりますし、展開予想でも十分足りています。能力的に通用する背景が指数で保証されているのは心強い限り。
シルクアーネストの前走の凡走は確かに良く分かりませんが、距離が1800m以上を超えると長いのか、あるいは池添騎手が単に失敗したか…。
57kgならジリジリでも動けると見ましょう。あるいは藤田騎手なら積極的に出るでしょう。

  小倉11R
西部スポニチ賞
◎7.ジャングルストーン
◎6.ハードダダンダン
△9.ラッキーポケット

ラッキーポケットは55kgが恵まれたとか、そんなことないでしょう。
現実に500万条件を勝ちあがってから、1000万クラスで通用しないまま1年間過ぎたわけですし、これだったら1000万勝ちした馬の方が遥かに買いでがありますよ。
レース振りに見所と言ったって、小倉でさらに弾けることが確定したわけでもないのに…。
それだったら、開幕週らしい狙い方をした方がいいはず。

今回強調したいのは、小倉の2000mで馬場状態関係なく上がり1位を追っかけ続けるやり方か、あるいは開幕週向きの均一ペースで強い「テン1位+ペース1位」馬。
ジャングルストーンは、敢えてスローに落としたりせずぶっ飛ばした方が良いタイプの逃げ馬。
逃げたい馬が揃ってるように見える…のは近走の位置取り比較なだけで、実質のラップを見比べてみれば、ウィッシングデューやセンノカゼ、ウィズインライアンのテン指数位置取り指数のように全く大したことありません。
ここは戦前の思惑よりもかなり楽な単騎逃げになりそうです。

ハードダダンダンは、実際ハイペースになった際にラッキーポケットを目標に後ろから食う役。
降級馬で今回のメンバーの上がり1位。

今回はかなり機械的にラップの切り貼りで考えましたが、あまりにも弱いメンバーで特徴がない馬同士の比較なら、これで十分通用したりします。

  新潟11R
新潟日報賞
◎5.ピースピース
○12.ミッキーチアフル
▲7.サクラネクスト
△6.ランリョウオー
△8.トーホウカイザー

新潟は雨が降り続くようで、馬場がとにかく分からないところです。
時に超大トビやダート馬有利になったり、超大外だけ伸びる馬場になったりと、とにかく読めません。
地力で劣る馬や尖った特徴を持たない馬は、あまり拾いたくない所ですが…。

レース振り見る限り、今期絶好調に思えるピースピースに注目。
この馬は確か見たことがあります。朝日杯の時に。
マイルの勝ち鞍は2走前までなかったのですが、まだ体がまるで固まってない時期にデイリー杯で4着(レコード決着&上がり1位)・朝日杯で14番人気の5着(中山マイルの13番枠)してたので、一時期ちょっと注目馬の端っこに引っかかってたりしてました。
それが2走前は高レベル戦勝利・前走は前残り展開で明らかに見所ある末脚と、かなり上昇ムードがある様子。
半端な馬体でもG1で通用した素質の片りんが元々あって、それにようやく馬体が追い付いてきたのかなと言った所。

重馬場で絶対走ると言うほど得意ではないんですが、過去に勝ち鞍がありますし1秒負けがありません。平坦コースの重たい馬場は守備範囲、あるいはそれ以上でしょう。
荒川厩舎も1000万条件以上に限れば蛯名騎手に毎回勝ち負け水準の馬を回す所なので、相性には問題ないはず。

ランリョウオーは良く分かりません。
自分は前走見たとき、輸送で筋肉落ちたと言うぐらいに見えました。
重馬場で踏ん張って蹴りがしっかりしているレベルには、あの馬体だと怪しいな…と思っています。
デインヒル系の馬体は本当掴めませんね。

まあこの馬はひとまず能力認めつつ脇に置いておくとして、
他で注目は馬場が重くなった際に有利な条件になりそうなミッキーチアフル、そして新潟は過去に4着を外さないコース適性があるサクラネクスト。
特にサクラネクストは、前脚が詰まる前傾姿勢のピッチ走法だったと思うので、道中アップダウンのある「無駄脚使わされる」条件は、どこのコース行ってもド下手。とにかく新潟だと能力3割増し。
今回の新潟帰りで半端人気ならワイド軸チャレンジもアリだと思っています。






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