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  中山2R
◎5.エンプレスラブ
◎9.マイネルドラガン
▲8.フロイントシャフト
△2.タニセンジャッキー

新馬の折り返しは常に上位ランク厩舎狙い。
中山の1Rも、灰色と紫色ランクの厩舎ばっかりなので、狙いが立つ馬がいそうではあるんですが、ちとまとめきれなかったので。

エンプレスラブは、前回梶騎手でも馬券買ったぐらいなので、今回のような調教強化+鞍上強化+IDM上位で1200mの内枠なら当然買います。展開予想でもバッチリ1位みたいなので。
前回も高レベル新馬でしたし、あのペース付いて行って直線で脚を使ってる馬ですから、中山の前傾ラップは合うはずです。
ケージーカグヤヒメとマイネルドラガンが、同じレースの直線1000mでIDM38と並んでますが、今回評価するのはもちろん厩舎ランクが高い方。
タニセンジャッキーは松岡騎手が降りたので、今回は本領出すかも。

  中山3R
◎5.フェイクグローリー

ヘラルドリーが勝ち切れないのは厩舎のせい、と言いたいのが厩舎ランク予想。
伊藤圭三厩舎は今年未だに4勝、しかし2着が16回です。昨年は中山のダートでも勝ってはいたんですが、今年の中山ダートは人気を集めても勝ててません。
スタミナ強化が全くなされてない、としか言いようがないですね。
おまけにIDM&人気上位馬は、どこも厩舎ランク最低の所ばかりで、強調材料が見いだせません。
それなりにランクがマシな所に、単勝の期待をしたい場面です。

ちょっと注目してみたいのがフェイクグローリー。
実は前回もその前も結構馬体は良かった(パドック点が両方とも入ってます)と思うんですが、全く見せ場もなく中団まま。
休養前には1分12秒4の3着、IDM30を出してる内容もあるんですが、当時は震災ローテで不良馬場でしたし、反動があるのかもしれません。
今回菊川厩舎必殺のブリンカー装着+中舘騎手なんで、先行させての変わり身があるかも知れません。

  中山7R
◎12.サトノアポロ

母父ベーリングは、競馬を勝手に難しくしたり気性がおかしかったりの問題が大きいだけで、芝ダートともに走ります。
ただ、サトノアポロは、あれだけしっかりした馬体していて500万で留まってる方がおかしいです。
もちろん展開に恵まれないレースばっかりだったというのはありますが、上がりの掛かるダートに変更となるのはプラスと考えます。


★本日のメイン

  札幌11R
大雪ハンデキャップ
◎9.シルクエステート
○6.ボリュームゾーン
▲10.タガノガルーダ
△1.セトノメジャー
△12.アスクビューティ

函館ウッドの話がダートでも通用するかどうか、軽く検索掛ける限りだと…イーブンに見えます。
直前追い切りが函館のダートコースだと論外ですが、札幌ダートで勝ってる馬もちらほらいますね。
しかし、内実を調べて見ると、ちょっと違う様子です。
先週日曜の9Rを勝ったケイアイカイトは、直前こそ札幌ダートでしたが、それまでは函館Wで追い切り指数60〜70台を合計5本も計時してました。
どうやら仕上げた状態で直前に札幌入りして、札幌ダートで軽く追っただけのよう。
先週土曜の9Rを勝ったグッドカレラは降級馬。当日は+22kgだったことを咎められたか、半端に人気を落とすほど。
こういったエクスキューズがつくような馬であれば、直前追い切りが札幌のダートでも勝てる…と解釈するならば、引き続き直前函館ウッド馬推しでもいいのではないか?と思える所です。
特に、函館〜札幌を漫然と使い続けてる馬が、ずっと札幌ダートコースで調教付けてるようだと、上積みはないと断じたいですね。

と言うわけでここの焦点は、札幌ダートで全く乗れてない四位騎手+ずっと札幌ダートで馬なり調整しかしてないエイブルブラッドの評価下げ。
四位騎手は前の札幌開催のダートで(0−1−0−15)&ほぼ半数以上のレースで出遅れと言う致命的な内容でした。
1番人気を両方ぶっ飛ばし、2番人気4回3番人気2回あってこれですから…。
もちろん中山&阪神開催が始まるので騎手が寂しくなり、相手も楽になって自分ももっといい馬が集まるはずですから、成績はそれよりも回復するでしょうけど、あの出遅れ率だけは眉をひそめます。

騎手で人気馬の評価を下げてるので、当然他の人気馬は騎手で評価します。
札幌開催中のダートの連対率が5割を超えた上に、5番人気以内の馬はほぼ全部持ってきた池添騎手に引き続き期待します。
馬にそれなりの素質があれば持って来れてたので、IDM注+推定上がり1位の馬なら、多少展開予想で流れが向かなくても来るんじゃないですかね。
前走勝たれたサイレントメロディは、そもそもこのクラスに留まるレベルの馬ではなかったですし、相手が強すぎたと思えば。
おまけにこの馬は、前回は札幌に滞在→直前追い切りが札幌芝でした。それで2着に来ちゃうんですから才能も高いですし、それを踏まえると今回わざわざ函館Wで追い切ってるのは…事情は知らないんですが考えあってのことでしょうか?

前走のタイムが良いボリュームゾーンは素直に。この馬も函館W。
タガノガルーダは前回が問題でもあったのか1週前・直前ともに札幌ダートでめちゃめちゃ軽め。
今回は1週前に追い切り指数73相当の強さで函館Wで追ってます。これは上昇と言える内容かも。稍重以上のダートのネオユニヴァース産駒なら。

  阪神11R
朝日チャレンジC
◎4.ミッキードリーム
○7.サンライズマックス
△1.ガンダーラ
△2.アドマイヤメジャー

ざっと馬柱を見て、IDM70台が見つかりません。全馬の成績を眺めると、1着がある馬がたったの3頭だけ。
単純に勢いのある馬が少ない、少頭数重賞と考えていいと思います。

もちろん指数に従えばサンライズマックスやレディアルバローザが人気しますが、ここはミッキードリームが止まらないでしょう。厩舎ランク最上位の音無厩舎で、3走前に1800m芝を1分45秒フラットで走ったポテンシャルがある馬です。
単純に、実力付けてこのクラスに再度舞い戻ってきたと考えていいはず。2000mで3敗してるのが不安ですが、勢いがあれば多少の難条件はクリアする血統なので。

相手は正直難しさがあります。
ガンダーラは、どの距離でも持ち時計が異様に足りないスタミナ馬。明日の阪神芝の時計が掛かるようなら対抗でもいいんですが。
アドマイヤメジャーは、近走がこの着順なのに前走も過剰人気しすぎですし今回もおかしいほど評価が高いですね。
アグネスタキオン産駒の5歳夏以降は、早熟血統でピークが一回来た事を考えると、正直評価しづらい…。人気薄なら買いますが。

レディアルバローザは前回の調教見た時にG1勝負した反動かも…と思えたので、今回も評価は下。あの捌きの硬い走りに2000mは厳しいでしょう。

  中山11R
紫苑S
◎15.アカンサス
○7.スピードリッパー
▲4.メーヴェ
注13.ダイヤモンドアスク
△6.カルマート

これはちょっと、JRDV2の「京介タブ」を見て下さい。厩舎ランクの話をしますから。
JRDVカレンダー
→「2011年度の9月『10』」をクリック
 →右に現れる「データを表示(限定公開版)」をクリック
  →新しく表れたタブの左側一覧の中から「京介」タブをクリックです。

出走馬の過去の馬柱と、当時の厩舎ランクの色が現れたと思います。一番右は、厩舎の今回のランクの色。
ここで、オークスに出走した馬6頭のオークス当時の色と、それから3カ月が経った後の、今回の厩舎のランクの色を見比べてみて下さい。
・マイネソルシエール 黄色→黄色
・ピュアブリーゼ 白→灰色
・カルマート 黄色→オレンジ色
・スピードリッパー 黄色→黄色
・デルマドゥルガー 白→灰色
・アカンサス 灰色→黄色
となっていると思います。この厩舎ランクの大幅な変化を、今後の厩舎ランク予想のテーマにしようと思ってる所なんです。

それなりに今年の上半期にまだ勢いがあった、古賀厩舎と堀井厩舎の凋落が目立ちますね。
古賀厩舎はオークス以降の3カ月でたったの2勝。オークスで2年連続連対した厩舎とは思えません。昨年のサンテミリオンも、オークス以降鳴かず飛ばずですが…。
石橋脩騎手もピュアブリーゼに乗るのは初めて、しかもそれが秋華賞のトライアルで他の馬がガチでやってくるレース。ピュアブリーゼ自身、中山のパフォーマンスはあまり良くはなく、極めつけに厩舎の調子がこれだけ大きく落ち込んでいる。
これだけ悪い材料が揃えば、当然の一発消しでしょう。
堀井厩舎のデルマドゥルガーも、春になってからやたらとドタバタした走りが目立つようになってしまいましたし、近況ずっと1秒以上負け&2桁着順が続いてます。
堀井厩舎自体、2歳戦の早い時期から勝負して押せ押せで使う方で、3歳春を過ぎると大体の馬は売り切れます。元々、3歳春までに培った財産がどこまで通用するのかと言う厩舎です。
この馬も、今回に関してそれほど強調材料は見出せません。

そして、この馬柱の見方を使って注目してもらいたいのは、夏を越して大幅にムードが良くなった畠山吉宏厩舎。
畠山厩舎は今年の上半期は本当に死に体でした。アカンサスのスイートピーS勝利が、5月を過ぎたにも関わらず今年の2勝目。
あれも内実は、社台ファームからの放牧帰りでのオークス前哨戦でしたし、果たして厩舎の手が入っていたのかどうか…。
しかし今年の夏を境に、畠山厩舎は完全に甦ったと見ていい成績です。
厩舎に置いてずっと使い詰めでありながら、ポルカマズルカは堂々のオープン入りを果たしましたし、スランプに陥ってたディアアレトゥーサも明らかに復調気配アリ。2週前には、2勝2着2回の固め打ちもしてみせてます。
完全ノーマークに近い馬の激走が目立つのも、「近走がボロボロでも、馬のデキが大幅に変わって好走するようになった」証拠でしょう。
厩舎で馬そのものを鍛えられず、無駄を削ることしか出来ずにカリカリの状態だったオークスですら上がり3位の0.5秒差。
個人的には、この馬は半端なくボリュームアップして帰って来ると確信しています。厩舎がまともな状態なら、今度こそ本来のアカンサスで出てくることでしょう。

スピードリッパーは、オークスで勝ち負けしそうだった所で直線不利があっての5着。厩舎ランクはほぼ平行線。これは素直に取ってもいいです。
ダイヤモンドアスクは、IDMで○になる通り、このメンバー唯一の1000万条件連対馬。
カルマートは、戸田厩舎が久々に安藤勝己騎手呼び寄せてるぐらいの勝負気配。厩舎も上位ですしこれは評価します。

もうちょっと面白そうだと思えるのが、春に強力メンバーとばかり対戦していて、単に番組選びの運が悪かっただけに見えるメーヴェ。
実績は単なる500万条件勝ちだけですが、クイーンCでダンスファンタジアに先着したりがありますし、新潟のカルミア賞も勝ち馬が古馬混合重賞で通用し、上位3頭がすぐ500万を勝つ高レベル戦でした。
栗田厩舎も、6月7月に「出走すれば勝ち負けしてる」ぐらいの絶好調ゾーンがあったおかげで、現在の厩舎ランクはオレンジ色。
急ぎの使い詰めで使っていたクイーンC(当時はランクが白)の頃よりも真っ当な状態で使えるのは間違いないですし、元々厩舎もこの馬をG1に出す気満々でしたから、この調教過程(2週前のBWが古馬1000万級超え)なら勝負気配アリだと思います。

中山の馬場の補正がイマイチと言う話もありますし、展開予想の外差し要員15・13・4の3頭に期待したい所。






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