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★本日のメイン

  札幌11R
ライラック賞
◎6.アナバティック
○2.メジロジェニファー
▲11.セトノメジャー
▲15.ルナフライト

ざっとメンバーを見渡すと、特に自分でペース作るわけでもないのに、レース上がりが36秒後半ぐらい掛からないと差し込めないズブ馬ばかりですね。
先週のSTV杯と同じ考えで臨みましょう。
こんだけ混戦メンバーでも、道中の馬場が荒れているのでペースは決して速くなりません。
・函館&札幌洋芝で好走し、洋芝適性の高さを見せている
・スローの上がり勝負:ラスト3Fの中で一瞬でも11秒台になるラップ加速区間があるレース展開で好走したことがある
の2点を重視して該当馬を探すと、
○2.メジロジェニファー
○6.アナバティック
しか候補がいません。
ちょっと好走の目線を3着まで下げれば、
○11.セトノメジャー
○15.ルナフライト
がやっと引っかかる程度。
前走ハイラップで粘ってて、中身の濃い内容に見えるイグゼキュティヴや、函館4走もしていたラヴィンライフは、腰がかなり甘いかトモが弱いかで、そういうペースの緩い場面で好走したことがありません。
斤量も背負いますし、先に仕掛けざるを得ないタイプでしかも渋いとなれば、軽視でいいでしょう。

前回立て直した内容がかなり良かったアナバティックに一番期待したいですね。
たまたまですが、同じ札幌2000mを勝ったというのも大きいですし。

  阪神11R
ポートアイランドS
◎7.ショウリュウムーン
○2.コスモセンサー
▲8.ガンダーラ
△1.クレバートウショウ
△13.スピリタス
△12.ロードバリオス

重賞を2勝もしていて、重馬場も基本的に平気、なのに4歳降級の賞金半分になる恩恵で今回53kgと言う恵量で競馬出来るショウリュウムーンが相当恵まれています。
G1開催の真裏なのに岩田騎手が阪神に居残り。荒れ馬場で内が微妙な時に、上手い具合に進路選べる中枠。これはかなりいい条件が揃っているはずです。

相手は主に、雨か外伸び馬場の状況見ながら考えたい所です。
クレバートウショウは、「前塞がる前塞がる」ばかりの馬柱なので、最内枠は正直気になります。崎山厩舎が休み明けホント走らせないのもどうかと思う所。
重賞勝ってるわけでもないのに57kgですしね。
今回はスンナリが叶っていいコスモセンサー、坂路で自己ベストを出したガンダーラに要注意。

  中山11R
スプリンターズS
◎10.カレンチャン
○5.ロケットマン
○1.ラッキーナイン
△8.ダッシャーゴーゴー
△7.フィフスペトル

外国馬はとりあえずいいですよね?
時計の測り方も各国で基準が違うわけですし、いつも日本馬を見ているそのモノサシで測ろうとしてもあまり意味があるようには思えません。
それよりも、自国で引き篭らず、世界各国を跨いで大活躍していることが重要だと思います。
輸送の不安がそもそもなくて、世界の質の違う芝、あるいはオールウェザーでも問題なく戦えてるわけですし…。
日本の馬場だって、何だかんだでカチコチにはしませんよ。どちらかというと水を撒くことすらあるでしょ。
日本だけが世界で飛び抜けて特殊、というのは、中距離以上の「直線大きな坂があるのに上がり33秒台」のレース(主に府中、代表的にはJC)に関してだけです。
もちろんロケットマンが一息だった時の考えを持っておくべきですが、それでも、ラッキーナインがキチッと仕事してくれるはずですし。
前走の内容で追走スピードは随分楽なばかりか、今の中山の馬場は内枠で若干出遅れても外の枠の行き脚が全く付かない状況なので、前回よりも挽回はしやすいはずですから。

なので、外国馬がどうとか深く考えるのは止めて、日本馬最先着を当てることができれば、このレースは7割か8割はほぼ的中していることになるはず。
メイショウボーラーやデュランダルクラスのG1馬が出てきていないわけですから、それ以外で過去に強い外国馬と伍することができたのは…。
☆前走重賞勝ち
☆栗東坂路好調教馬(バカ高い追い切り指数)
の馬だけ。要するに、絶好調でスプリンターズSの前哨戦を制していて、調教のトーンがサマースプリンターズシリーズ以上に上がっている、ぐらいの馬しかダメってことです。

セントウルSを勝ったエーシンリジルは、今週の異常に時計の速い坂路で49秒を出したとなってますが、馬場差を考えるとそれほど価値の高いものではないですし、1週前まではずっと軽め軽めの内容しかありません。
しかし、キーンランドCを勝ったカレンチャンは、北海道シリーズよりも調教のトーンは高いですね。1週前の時計の掛かる栗東坂路でかなり速いタイムを叩き出しています。これが追い切り指数81。
ダッシャーゴーゴーに既に重賞勝ちの実績で並んでいる馬が、こうまで絶好調なら、日本馬最先着候補として十分ではないかと。
過去6年で1番テンに厳しいキーンランドCを制したというのも、前傾ラップになりやすいスプリンターズSに向けていい材料だと思います。
平坦コースでテン33秒フラットというのは、下り坂の32秒8よりも価値は高いでしょう。

4コーナーの大外回し、直線の上がり1位が通用する馬場状態ではないので、差し追い込み馬は基本的には軽視。
体の硬いタイプのフィフスペトルが、全部競馬が終わった後で突っ込んで来れるかどうかだけですかね。
とにかく、外国馬を真っ正面から負かしに行き、厳しい流れに耐えられるレース振りでないと、1着はおろか2着を奪うのも難しいのではないかと思います。
なので、上がりラップの速い短距離戦の先行馬ではなく、前傾ラップレースの先行馬を強調したい所なんですね。






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