スタッフコラム一覧へ戻る



大体寄せる方向は見えてきたので、もう少しピントを合わせたいところですね。血統も土曜は偏りが見られたので、興味ある方はチェックしてみるのも面白いと思います。

【新潟1R】
▲14.カネトシカトリーヌ

 今の外回りは完全にパワー優勢、と言いたいところですが、土曜は例外が飛んできた例が2つ。その2つともハーツクライ産駒。非力でトモや腰も甘いタイプだったんですが、この産駒独特の柔らかさと、良い意味での緩さのようなものが、今の時計の掛かる荒れ馬場にちょうどマッチしている印象。瞬発力ではなく、ジワジワスピードに乗って勢いが続く、というイメージです。元々ハーツクライ産駒は時計掛かった時に強いですしね。この馬も440kg弱の小柄な馬ですが、この土曜の血統バイアスは少し気にしておきたいところです。


【新潟2R】
◎13.ネイヴルトウショウ
▲1.ケイアイカミーリア

 馬格があっても、どちらかというと薄身のタイプのネイヴルトウショウ。背が高い分が体重に出ているイメージです。薄いのは気になるものの、420kg弱しかないガールズストーリーよりは、ネイヴルトウショウから入るのが妥当なはず。土曜のような追い込みが嵌るとしたら、ケイアイカミーリアのような、筋肉質で硬さのあるタイプを。


【新潟10R】雨飾山特別
◎15.メイショウスピード
○13.シンボリボルドー
▲14.アラマサコマンダー

 ステイゴールド産駒の新潟内回り中距離の好走率はかなり高いのではと感じるところですが、前走の指数でも足りそうなら、もう一度メイショウスピードがあっても良いと思います。内回り中距離だけはスタミナに振れるのでパワーとは無縁。440kgそこらでも全く問題ないと思います。他2頭も大体同じような視点。ドリームモモタロウがどちらかというとパワーの方向で、適性逆っぽい印象。


【新潟11R】亀田特別
◎2.アドマイヤセプター
○7.レイナソフィア

 過去4走の馬箱を見るに、クラックシードの最高馬体重は440kg。ネヴァーフェイドの場合は426kg。土曜の傾向を見る限りでは、とても単勝は買えたもんじゃありません。どちらも脾腹、トモが寂しく非力なタイプです。そしてどちらもハーツクライ産駒ではないですし。ここは適性で言ったらレイナソフィアのような大型大トビ馬をチェックしておくべき。ただ、それでもアドマイヤセプターは1000万下でさえも躓いてちゃいけない素質馬。前走で30kg近く増えたのは成長分というか、単純に春は使えば使うほど馬体が細化していったもので、どちらにしても良いことには変わりません。今の馬場ではモノ論なんてあんまり通用していませんが、それでも期待はしたい。良くなったアドマイヤセプターを見てみたい。



【東京11R】天皇賞(秋)
◎11.ローズキングダム
◎7.ダークシャドウ
○18.アーネストリー
▲5.ブエナビスタ

 オルフェーブルが3冠を達成したのを見て、やはり馬は成長しなければ、一線級からは置いて行かれるんだ、と思いました。ローズキングダムは春までは59kgでは勝つことができず、やはり繰り上がりGTでは、と思っていました。実際、天皇賞(春)も宝塚記念も負けたわけですし。それが秋になって、京都大賞典ではついに59kgを背負って堂々たる勝利。これも一つの成長の証でしょう。夏までとは違った結果は期待して良いと思います。エイシンフラッシュは春、出来が良かったとはいっても、結局GTは勝てず終い。春の段階で既にダークシャドウに末脚で負けているという痛い履歴があるだけに、ここでエイシンフラッシュを評価するのなら、それ以上にダークシャドウを評価しなければ、順番としておかしいだろうと。ダークシャドウ自身も春から充実一途。この勢いでベストの東京、キレがあれば差しも利く今の馬場なら、GTに手が届いても。追い付くのが遅れたとはいえ、この馬も強い4歳世代の1角。
 アーネストリーは大外枠が痛恨。馬体写真を見る限り、おそらく出来は完璧。一叩きで順調に来れたんだと思います。ブエナビスタは面倒ですね。勝ち切れないとはいえ、春も強い競馬をしての2着。見栄えがしないのはいつものことですし。ただ、昨年はJCで1位入線も降着。有馬は2年連続2着。既に勝っている天皇賞(秋)よりもこの後に続くタイトルが欲しいのでは、と都合を考えてみたり。





スタッフコラム一覧へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||