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★本日のメイン

東京10R
ジャパンカップ
◎3.ローズキングダム
○13.デインドリーム
▲2.ブエナビスタ
注14.シャレータ
△5.トレイルブレイザー
△1.ジャガーメイル

誰がどう見てもこの馬の力が抜けてる、圧勝がありそう、とは言い切れないと思います。
天皇賞秋は展開と隊列、準備の差での結果でしたし、凱旋門賞馬だって、このクラスの日本馬とやればわからないものです。
残念なのは、この時期になってグイグイ成長してきている3歳馬の出走が、それほどなかったことですね。後方一手のウインバリアシオンのみ。

天皇賞秋で出た結果こそが能力だと考えるのであれば、そりゃトーセンジョーダンになりますけど、そのペースを作った逃げ馬も目標になる馬もいませんし、今回は逃げ候補が外国馬。
天皇賞秋を仮に力の序列だとしても、それを今回その通りなぞる前提が足りません。
天皇賞秋でまだ準備不足だった馬が、あの時はちょっと条件が合わずで、むしろJCに向けての良い叩きになったと考えた方がいいです。
今回のメンバーを見れば、本来逃げたくはない馬が仕方なく先手を引きうけるか、あるいは外国馬にペース作る役を譲るかですよね。
この二者択一だと、若干ラップは違うかもしれませんが、どうやってもスローペースに流れます。

なので、今回強調したいのは、スローペース濃厚のJCと言う前提で考えて、
「スロー向きの馬が」「内枠に入り」「好位から立ち回れる」「天皇賞秋よりも調教強化」「他プラスアルファがあれば良し」
と言ったところでしょうか。

こう言う混戦のJCで注目すべきパターンは、外人騎手+日本の実力上位馬。
その外人騎手が、早くから日本に来ていて府中慣れしていて、府中の差し方のツボを心得ているなら、さらに強調。
天皇賞秋がそう言うパターンの2人で決着しましたね。トーセンジョーダンのピンナ騎手は1ヵ月近く府中で乗っていて、ダークシャドウのベリー騎手は前日に府中入りしてました。
というわけで、メンディザバル騎手が2戦目になる、ローズキングダムに注目。
馬自体は昨年のJC勝ち馬。59kgを克服し、前回も充実している気配を見せていたんですが、ハイペースに巻き込まれ直線でレースを止めました。
前回の天皇賞秋の時は、メンディザバル騎手は来日直後で、府中の事を全くわかってなかった時です。直線坂下からの仕掛けが目立ち、これはしばらく合わないなと思ったものです。
それが今週になってやっとピントが合ったのか、土曜日に新馬2連勝を含む3勝2着1回(全て芝)。
メインレースのエアラフォンで直線詰まってしまったのはありましたが、徹底して内ラチ沿いに拘りを見せてて、外が伸びない状況を分かっている様子です。
鞍上のことを含めて考えると、斤量も59kg→58kg→57kgと随分楽になりましたし、内枠も引けて、過去一切大崩れしていない2400m。
これは、ピンナ騎手→今週初参戦のウィリアムズ騎手になって、得意の2000m→2400mの距離も初となるトーセンジョーダンと比べると、対比的に相当プラスが大きいです。

展開有利に見える7枠の外国馬2頭は、良く見えた方を当日選びます。
ブエナビスタは結構重視。
池江泰寿厩舎の3頭出しで一番推したいのは、距離も問題なく充実一途で、好位からの立ち回りが出来るトレイルブレイザー。
あとは馬場整備をやりすぎて、1−2−3枠決着になるパターンも遠くに見ておきます。ジャガーメイルも条件と臨戦過程は非常に良いので。


小倉11R
雲仙特別
◎12.タガノシビル
○7.ジュエルオブナイル
▲5.メイショウツガル
△4.メロート
△9.ファンドリノチカラ

小倉の芝はさすがに開幕週ですね。
ざっと見てみると相変わらずの先行内枠有利のように見えます。
しかし、横のラインを見ると芝が生え揃ってるわけでもなく、単純にボコボコしてるように見えますし、悪化は早いのでは。
500万で1分8秒台からスタートするようなら、上のクラスに変われば差しも効くでしょう。

その上で、他のローカル開催や中山など、1200mがある所ならどこへでもの使い詰めの馬は、正直ここに来ての上がり目はないでしょう。
ただでさえ小倉は、小倉向きの惰性が効いてこそのコースなので、「陣営がそれを分かって」「小倉のためにちゃんと準備している」を素直に狙うべき場面では。
1000万条件ぐらいになると、そう言う馬がちゃんといますからね。

夏の小倉が終わると、即休養を入れて冬の小倉に備えていた、タガノシビルとジュエルオブナイル。
特にジュエルオブナイルは、しばらくこの馬に合う条件が分からず、無駄な番組を使い続けて1年を棒に振ったこともありましたから、もう他場に浮気はしないでしょうね。

前回スンナリ行った時の競馬がなかなか良かった、メイショウツガルに少し注意。

京都11R
太秦S
◎12.アーリーロブスト
○14.エノク
○2.ワールドワイド
△8.メイショウデイム

どの馬も京都のダートは走れるので、先行差し馬同士を見比べるなら単純に能力上位を推奨。
その上で、メンバーを見渡すと先行馬がいなさすぎですね。
これだったら、前回プロキオンSで潰れた、アーリーロブストの巻き返しに期待。アドバンスウェイではダッシュ遅くて無理だと思うので。
鉄砲は全く問題ない馬ですし、このメンバーで56sは、本来は分がいいはずなんです。







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