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★本日のメイン

京都10R
ディープインパクトカップ
◎3.セイルラージ
○18.マヤノリュウジン
▲12.タマモトッププレイ
△10.ダノンプログラマー
△6.メジャーアスリート

ダイワメジャー産駒はそこまで気のいいタイプではないはずで、結構前走に引っ張られるタイプのような。
オリービンやメジャーアスリートのような大敗をカマした後にいい条件をもらって一変すると言う例は少なかったはず。
そう考えると、比較的重たいハンデを背負っている馬が全く信用置けません。
ここは下級条件を良い勝ち方した馬が、勢いで楽々突破できてもおかしくないでしょう。

セイルラージは、今週のタイミングで厩舎一番手だそうです。
現役でエイシンフラッシュやトーセンラーがいるのに、どちらも海外帰りか放牧帰りのタイミングで厩舎を空けている様子。
そのため、重賞どころかG1で通用する馬を輩出できている厩舎なのに、今のトップホースがセイルラージになるわけです。
藤原英明厩舎と言えば、ダービー・オークスには必ず誰かしか出走予定があるというイメージ。POG的にも絶対軸と言えるほどの厩舎なのに、珍しいと思いました。
そういったチームメンバーで手掛けるセイルラージは、十分本格化していてもおかしくないと見ます。
やっと中央競馬のコツを掴んで来た岡田騎手、ここは何とかしてくれないでしょうか。

マヤノリュウジンも、脚部不安が消えたのか、今までの甘さを完全に払拭した2連勝。
この馬はそのうちオープンもちゃんと通用するでしょう。今回来てくれてもいいぐらいです。

オープンクラスで大敗から巻き返す性質と言えば、やはりフジキセキ産駒…と言われる部分もあるでしょう。
前走ドカ負けしている馬なら、タマモトッププレイの方にむしろ期待したいですね。

東京10R
ダービー
◎9.エピファネイア
○1.キズナ
▲8.ロゴタイプ
注10.タマモベストプレイ

藤沢厩舎の3頭が展開読みでは一番の難所ですね。
先行・自在・追い込みと揃え、一体どういう作戦を立てているのでしょうか。本当に興味深々です。
コディーノは朝日杯も皐月賞も、外からグワッと動くような仕掛けを我慢しつつ3〜4角を回り、妙な脚の余し方でゴールインというレース。
その場その場ではいろいろ事情もあるんですけど、まあ見る人が見たら激怒するような部分もあろうことは察します。
このウィリアムズ騎手起用は、少なくとも、展開や相手に飲まれて変な格好になるのだけは避ける目的でのもの、と考えるべきでしょうね。
ペルーサの青葉賞のように、そこからフラムドグロワールやレッドレイヴンを上手く引き出すぐらいまで圧を掛け続けるつもりがあるのか、あるいは単なる配置転換なだけなのか…。
降着ルール大幅変更初年度のダービーということもありますし、まあ変な妄想は尽きません。自分は少なくともコディーノは、ロゴタイプやエピファネイアより先導はすると思います。

自分は厩舎ランクを信じてエピファネイアです。
確かにソエっぽいからと直前追いを坂路に切り替えたのは、プラスに転じさせるような内容では決してありません。これはネガティブに捉えるべき。
場合によってはヴィクトワールピサのようなこともあるかも知れないです。
しかしそれも、ダービーを本当に獲りたくて究極に鍛え上げているからこそ、発生するアクシデントでしょう。
どこの陣営とは言いませんが、中1週だから軽めでいいとして、実際テレテレした追い切りで整えるぐらいの出走で、ダービーを本当に勝てると思いますか?
出られるだけでチャンスがあることは事実ですけど、頂点を楽々獲れるズバ抜けた能力馬でない限りは、今までにない水準でビシバシ鍛え上げて、場合によっては顔がコケて魂を削られるほどに根を詰めて、やっと奪い返せるのがダービーなんですよ。
だから、ダービーを制した後魂が燃え尽きてしまうような成績で引退する馬が時に現れてしまうのですが、それは決して否定されるものではありません。
「それぐらいやり切る気概がないと」、ダービーなんて獲れないんです。
実際の所、皮膚感が健康的で、馬体にメリハリがしっかりついた馬がダービーを順当に勝つということは、確率的にはそんなにありません。
上でも触れましたが、脾腹やお尻の周りにムダなものがほぼなくなり、目つきも完全にヤバい水準になってぎこちなさまで出てくる、それぐらい体が傷むほどに絞り込んでやっと勝つ馬も過去にはいましたし、ダービーは他のG1に比べてその比率が高いように思います。
勝った馬だけではなく、実らず負けた馬にもいますよ。昨年のゼロスやヒストリカルのように。
今年はたまたま関東馬が重賞・G1で優位に立てているようですが、特に関東の人気薄の陣営が期待できないのは、まるで条件戦に出す時と同じような日常的な仕上げでしかやらない所が多いこと。
3年や5年に一度、場合によっては10年20年遡ってもやったことのない仕上げを施して臨む価値があるのがダービーですし、関西の陣営はそういうことをちゃんとわかっているんです。

繰り返しますが、エピファネイアのソエの話は、そういった究極の仕上げを臨む過程でどうしても確率的に起きてしまう不安事象。
しかし、その他の「順調さ比べ」の思想しかない陣営は、こういった事柄をそれ見たことかと笑いつつ、その裏でまるで本質に届いていません。
こう言うことが起こりえるぐらい、自分の所ではやれているのか?を改めて問いただしてみたいわけですよ。
自分はむしろ、こう言うことが起きてしまうぐらい究極に鍛えることができる証拠だからこそ、角居厩舎を信じられます。

もうだいたいこんなところ。
キズナやタマモベストプレイは他の人が解説してくれると思うので省略、メイケイペガスターは「いい」と言われてる追い切りを見て「間に合ってないな」と感じたので下げました。
ヒラボクディープは、ちょっと体質的に微妙でまだまだだと見ています。
まあエピファネイアが勝ってくれれば何でもいいです。






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