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【東京8R】
◎1.ディオベルタ
注2.アナンジュパス
注8.ルネッタアスール

 一瞬鞍上に引いてしまうが、それでもディオベルタだろう。ここでは力が違うはず。前走も自身は強い競馬をしていたが、それ以上にダノンジェラートが強すぎた。相手は降級馬で指数上位の2頭を。そろそろバレてくる頃かもしれないが、今年の3歳馬の芝路線はかなりレベルが低いと見て良い。余程指数が抜けていない限りは消していったほうが良いのではないかと思う。


【函館7R】
◎6.マスターエクレール
○1.オオミカミ
注11.ナイスゴールド

 気性的に怖いところはあるが、マスターエクレールのスピードが一枚上だと思う。ここは勝ち負け期待。相手にはオオミカミ。前に行けば可能性があると思う。砂を被って負けている履歴があるだけに、この枠でならあまり下げないで欲しい。ナイスゴールドは仕上がりさえ上がればもう少しやれて良い。1000m実績もある。


【阪神11R】宝塚記念
◎3.フェノーメノ
○11.ジェンティルドンナ
▲10.ゴールドシップ

 3強という表現をされているが、実は指数的にはジェンティルドンナの1強、というのが本来の構図。ただ、そこは海外遠征帰りの休み明け。過去10年、中10週以上のローテで連対した馬は1頭もいない。アドマイヤムーンはドバイの後に香港を挟んでいた。ではジェンティルドンナは力を出せないのかというと、そんなことはないと思う。それを示したのがドバイシーマクラシックだろう。休み明けの牝馬がセントニコラスアビーに並びかけるところまで行った。そんなことができる馬が今回のメンバーにいるだろうか。休み明け自体は苦にしないと考えて良い。ローテの問題も、ペースが厳しくなりスタミナ要求度が上がれば、それは休み明けでは厳しくなって当然だが、今年のメンバーなら過去20年遡っても無かったスローの宝塚記念になるかもしれない。スローの瞬発力勝負でならオルフェーヴルにも勝てる馬だ。もちろん、課題が無いわけではない。本質的には小回りや道悪は不向きだし、仮にスタミナが必要な流れになったら苦しくなる可能性もある。

 そこで、安定感を取ってフェノーメノを本命に。天皇賞(春)でスタミナも証明できたし、スピードもダービー2着など、レベルは高い。JCでは差を付けられてしまったが、成長あってこそのGT制覇だと思うし、他に不安要素がある中で、こちらは特別不安要素はない。小回りも中山で克服済みだし、この少頭数ならなお捌きやすい。それに、事実上小回りが原因と見られる敗戦をしたことは一度も無い。ホープフルSは外伸び馬場だったし、弥生賞は4角で不利があった。ステイゴールド産駒はゴールドシップでさえ中山内回りで勝てるくらい、本来小回りは得意。道悪も極端でなければこなせる。位置取り的にも有利だと思う。

 ゴールドシップの天皇賞(春)は芝コースでの追い切りなどもあったように、どうも本調子ではなかったのだろう。時計が速くてスピードが劣って負けるというのは想定できるが、バテて負けるというのは予想外だった。それだけに上積みは大きいと思うし、阪神コースも得意。レースのポイントは有馬記念とも近いレース。雨で時計が掛かる状況になればさらに良い。この少頭数なら捲るのも多少は楽だ。明らかに条件は好転している。不安点としては、まだ強い相手に勝ったことがない、ということだろうか。皐月賞はあのコース取りの妙で勝てたが、ダービーではスピード負けだった。菊花賞は春の上位馬が、有馬記念はオルフェーヴルが不在だった。事実、対フェノーメノでは2戦2敗。どんなに仕上がりが良くても、スピードではフェノーメノやジェンティルドンナには勝てないと思う。どんな競馬をするのかは注目だろう。





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