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中山10R
中山大障害
◎9.エアペイシェンス
◎5.メイショウブシドウ
▲3.バアゼルリバー
△6.ハッピーティア

今年の下半期の障害オープン〜重賞で好走した馬は、4番手以内の逃げ先行馬ばかり。
今年は、まともに強い差し馬が障害界に現れなかった年になりそうなのです。
中山大障害で差して激走するタイプは、前哨戦で3角4角5番手より後ろから進み、上位にしっかり食い込む(3着以内か0.3秒差以内)脚を見せる馬でないといけません。
今年は、G2・G3勝ち馬がアポロマーべリック以外に登場していませんし、差して勝ち負けに絡んだ馬がバアゼルリバーぐらいですね。
昨年と違って小坂騎手がヒヨらず押し上げることができなければ、今年の中山大障害は3番手以内に隊列を固めた中から勝ち馬が出ることでしょう。

その有力候補が、角居厩舎からの2頭なのではないかと。
角居厩舎は年間厩舎リーディング争いでまだ独走と言えず、藤原英昭厩舎の猛追を受けてます。
そもそもオープンですら差し損ねる、完全に力が足りないだけの馬ばかりですから、ここは獲っておきたいところ。
その2頭に、今年の年間ダントツ騎手リーディングの高田騎手と、中山大障害で連続好走中の熊沢騎手を擁しての出走ですから、準備はかなり万端。
角居厩舎仕様で鍛えてしっかりした造りで登場し、集団のペースを握れば、後続が勝手にバテてくれるはず。そうなれば栄冠はかなり近いものと思います。

なので穴で考えられるのが、前哨戦の好走馬の中で、上がり脚をキチンと使えたハッピーティアぐらい。
オープンに上がってから池崎騎手やら鈴木慶騎手やらを乗せても、全く結果が出ないのは道理。前走浜野谷騎手が騎乗するとアッサリ3着。
直線芝のコースは大歓迎のクチですし、平沢騎手はこの馬で中山未勝利を勝った履歴があります。いろいろな条件を考えて好転が多いと見て取れるのはこの馬ぐらいでしょう。


★本日のメイン

中山11R
ラピスラズリS
◎2.ツインクルスター
○5.エーシンヒットマン
▲7.ハノハノ
△1.アースソニック
△4.サイレントソニック
△9.モグモグパクパク
△10.キングレオポルド
△12.プレイズエターナル

前走で中山芝1200mを勝ち、昇級戦も全く同じ条件のツインクルスターに注目。
場合によっては馬場が緩んでさらに遅い時計となりそうなので、時計面での心配は必要なし。
アースソニック、インプレスウィナー、ハノハノ、プレイズエターナルなどオープンでまともな実績がある馬は確実に背負わされる別定条件。
しかも、見渡すとどれも差し・追い込み馬が1kg背負うようで、先行している方が斤量が軽いという逆転現象が起こっています。
馬場状態の助けがあっても、背負う側は苦しい条件なんじゃないでしょうか。
そう言うメンバーで、内枠を引いて54kg、しかも前走勝ちと同じ条件。体調は引き続き絶好ですし、これは通用する確率が高いはず。

あと、転厩2戦目のエーシンヒットマンも気になります。
前走は転厩して大幅な馬体増。しかし、当時の中京独特の差し有利馬場で、4角先頭から最後まで踏ん張ったのは偉いでしょう。決していい状態でもなかったはず。
今回は叩き2戦目、体つきも全然変わってくるでしょうし、中山芝1200mは以前に好走しているんですね。結構盲点になってますが、差し馬が過剰人気状態なので紛れがあってもいいですね。

阪神11R
ラジオNIKKEI杯2歳S
◎14.ビップレボルシオン
○2.シンガン
▲10.デリッツァリモーネ
注11.モンドシャルナ
△13.セセリ
△3.サトノアラジン

サトノアラジンの戸崎騎手は、前回外を回し過ぎたことを反省するようです。
しかしまだどの道馬体は完成していません。おまけに500kgを超す大型ディープ産駒。馬群の中で我慢させて上手いこと持ち味を引き出せるようなキャラだとも思えません。
何より阪神内回り2000mは、ディープインパクト産駒が今までそれほど得意とはしてない条件。先行ごり押しと決めた方が、遥かに良い結果が出るのでは。
ここは外伸び外差し馬場になりそうなのを加味して、上がり上位の馬から選びたい所です。

ビップレボルシオンは、新馬戦の勝ちっぷりが非常に良かったですね。
府中の1800mをコーナー大外回し、それでいて最後坂上まで余力十分の大きなフットワーク。明らかに距離延びて良いタイプだったと思います。
厩舎ランク的にちゃんと戦える馬になってるかどうか心配ですが、息継ぎ少なめの芝2000mで走りきれそうな馬が少ないので、そちらのアドバンテージがあろうかと。
シンガンは未勝利戦の抜け方が良かったですね。2走前ワンアンドオンリー相手に負けたことは、そもそも競馬がおかしいので気にする必要なしです。こちらの方が強いでしょう。
デリッツァリモーネは、重馬場好走実績がちゃんとあるのがいいです。抑えも効きますし、内回りで機動力を使えるタイプ。
モンドシャルナは、ディープインパクトの弟というよりも、ウインドインハーヘアの仔と言うのを重視したいです。新馬戦が多少ショボかろうが、2歳戦で勝って調子づいているうちは絶対に消してはいけない血統。
これはニュービギニングやヴェルザンディで思い知りました。トーセンソレイユも、新馬戦は正直大したことはなかったはず。それでも2戦目までなら勝てちゃうんですからね。
セセリは追い切り内容で評価。控えてどうかと言う所。






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