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新年明けましておめでとうございます。今年も本コラムをよろしくお願いいたします。
★本日のメイン

中山11R
中山金杯
◎8.ディサイファ
○7.ユニバーサルバンク
▲9.セイクリッドバレー
注5.サクラアルディート

例年、変則日程の影響で、各厩舎なりの調整パターンが崩れてしまい、当日のパドックで確認すると思わぬグダグダ仕上げが多くなりがちな重賞。
今年はちょうど1月5日が日曜日に来たので、あまり関係ないのかな…と思いきや、31日が最終追いだったり、1週前に追いきって当週は一切追わずがあったり、結構マチマチですね。
上記のようなことがあるからこそ、中間の追い切り強化でデキ上昇をあまり見込めない=叩き○戦目の計算がしにくいということ。
そうなるから、レースの格に関わらず単純な「前走上位入線馬」の再激走の確率が増えるんです。前走大敗からの大幅な巻き返しを、期待しにくいからですね。
過去にこの中山金杯で、前走9着以下・1秒差以上から巻き返した馬は、ほんの微差の消耗戦ラップ適性ではなく、「中山4勝以上」「2000mでパーフェクト」といった極端な得手不得手があって今回巻き返した馬のみ。
まず何より、体調7分で戦うレースだと思った方がいいと言うことです。

だからこそ、どの馬も追い切り過程に不安…ということがあるから、前走好走馬を素直に評価するということ。
簡単にまとめればディサイファはG3で0.1秒差、ユニバーサルバンクはG2で2着。レースの格や適性に関わらず、好調・覚醒してることが重要というわけです。
現時点で上記4頭しか選ぶ気はありません。サクラアルディートは、前走不利があって5着ですから十分に圏内視してます。

サムソンズプライドは、普通に考えれば叩き2戦目の追い切り強化で軽ハンデ。狙い目だとは思うんですが、やっぱり昨年末ドツボにハマった杉浦厩舎ですからね…。
ケイアイチョウサンは、菊花賞帰りの馬の成績が著しく悪いことと、中間の追い切り過程が半端だったように思えたので下げました。横山典弘騎手も昨年末の中山開催は絶不調でしたからね。

京都11R
京都金杯
◎1.ドリームバスケット
○6.オースミナイン
▲2.エキストラエンド
注8.マイネルラクリマ
△7.シャイニープリンス

この京都金杯も、仕上げの話の部分は一緒です。
とにかく上位ランクの厩舎でも、仕上げ半端が起こってしまいがち。
しかもこのレースの場合、開幕週Aコース。内枠断然有利のトラックバイアスも含めて考えなければいけません。
大半の馬は枠順が決まった時点で外せる、と言う部分ではその通りなのですが、思わぬ内枠巻き返しは考えておいた方がいいです。

で、枠順が出た後から生まれた発想ですが、ドリームバスケットには期待したいです。
阿部新生厩舎からの転厩4戦目で、ようやく仕上げが間に合ってオープン勝ち。
いろいろ当日の馬場状態の助けはあったとしても、今までオープン勝ちがなかった馬ですから、これは厩舎の力だと考えていいでしょう。
そもそも連続好走しやすいタイプで、以前よりも筋肉の量が増えていて、明らかに体調上向き、好位で立ち回れるタイプなので内枠で変なことになる可能性も低いと。
2走前のハンデ54kgからオープン一つ勝って急に2kgも増えてるのがイヤですが、関西でレースを勝ったのにかなりナメられてますね。
そもそもがどの馬も仕上げに不満ありなレースで、圧倒的に内枠が有利な条件なのです。勢いのある馬がいい枠を拾ったのなら、期待値的に押すべきでしょう。
そういう意味で、普通なら距離不足と見て当然のエキストラエンドも、ここでは評価すべきかと。ディープの仔が内枠引いてルメール騎手ですから。

その他の内の枠なら、京都・マイルどちらも得意な部類のオースミナイン、京都がかなり得意で好位押し切りも十分可能なマイネルラクリマはちゃんとフォローしましょう。
シャイニープリンスは、2走前にIDM68も出た経緯が若干謎ですが、点数が足りれば押さえるぐらい。

メイケイペガスターは、前走勝ってないといけないレース展開。2着のトリップは次走オープンを勝ちましたけど、あそこは勝ってないといけない場面です。
前走の3着はIDMも出ていません。やっぱり3歳馬(ここでは明け4歳馬)は弱いんだ、と納得して消します。
外枠の連勝馬は、どれも内枠引いていれば上位候補でした。
いつもと違ってフラットな馬場だと気付いたのなら、人気も落ちるでしょうしケアするのもアリでしょう。






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