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中山芝の時計の掛かり方はさすがに驚きました。中央4場の中では明らかに中山だけ違う世界で競馬をやっている感覚。それでも、これがJRAが目指している方向ということですか。
【中山3R】
◎4.ジャックポット
○5.クロフネリート
▲10.アントファガスタ
△6.フクノグングニル
△9.ドラムメジャー

 ずいぶんスタミナ寄りの印象を受けた土曜だったので、ここはジャックポットに期待したい。ジリ脚だが今の馬場なら足りても良さそう。少なくとも東京でスピード負けは仕方ない。中山戻りなら狙える。クロフネリートも上がりは使えないが時計が掛かる体力勝負なら。中山に来てということならアントファガスタも見直せる。


【中山9R】潮来特別
◎7.ゴールドメイン
○1.フェデラルホール
▲9.ピュアソルジャー
注10.アースステップ

 芝は雪の影響かエアレーション効果か、両方あるかもしれないが、かなり時計が掛かっていた。レースを見ていても、馬場が簡単に掘れていて、スピードはほとんど通用しない様子。かといって、結果から計れる手応えもあまり掴めない。正直手を出さない方が良い状況だと思うが、一応条件的にもスタミナに寄せてみた。

 スタミナに寄せるならゴールドメインでどうか。グッドラッグハンデは展開もそうだし、馬場も近い。今回定量戦なのは少し辛いところだが、極に振るならこういうタイプ。フェデラルホールは単純な思考でいいだろう。現級勝ち歴ある降級馬であり、前走重賞への格上挑戦からの自己条件戻り。普通に考えればこちらから入るべきだろう。スタミナ面の裏付けもある。上がりが掛かるのならピュアソルジャーが間に合っても良い。アースステップの2走前は休み明けで息持たずの解釈でいいか。使って中身が伴ってくればやれても良いが、少なくとも昨年(0.1秒差3着)よりも馬場は重そうで、それに対応できるかどうか。


【中山11R】中山記念
◎11.トウケイヘイロー
○1.ヴェルデグリーン
▲14.エアソミュール
注15.マイネルラクリマ
△6.カレンミロティック
△4.ジャスタウェイ

 今年はこんなにも豪華メンバーなのだが、先述の通り、芝はあまり手を出したくない状況。数年前には有馬記念を勝った後のヴィクトワールピサが圧勝してドバイWC制覇へと繋げたが、ジャスタウェイは中山での勝利が無い点が気になる。中山は13年中山金杯の1回しか経験はないが、これだけ切れ味のある馬が上がり3位以内も出せずに負ける内容からは、あまり中山が向いているようには思えないし、今の馬場も不安になる。天皇賞(秋)は確かに強い内容だったが、ヴィクトワールピサと違って不安材料が明確。あまりイメージが合わない。

 ここはトウケイヘイローから入る。札幌記念は逃げた馬が圧倒的に有利な馬場だったので、そこは重要視していないが、函館記念や香港Cの内容からは確実に力を付けている様子が見て取れる。天皇賞(秋)は展開も厳しかったが、この手のタイプの逃げ馬に広いコースは合わない可能性がある。小回りの今回はチャンスだと思う。

 中山得意キャラということで、昨年はダイワファルコンやナカヤマナイトを推した記憶があるが、さすがに今年は去年とはメンバーのレベルが違いすぎる。別の馬を探したほうが良いと思う。それなら中山5勝、GU2賞のヴェルデグリーンが面白い。時計が掛かる分には問題ないし、内回りも勝利はある。AJCC時も馬場は大分悪かったが、今も大差なさそうなので、馬場的にも合うのではないか。あとはこの枠を上手く捌ければ。

 中山実勢も照らしてみると、エアソミュールにも注目したい。もう少し上積みが欲しいのは事実だが、2000mでも折り合えたのは大きな収穫で、得意の1800mなら。マイネルラクリマは、もう1600mは短いということだろう。前走の敗戦で人気が落ち過ぎだと思う。不良馬場での勝利もあり、時計が掛かる中距離なら十分見直せるし、ずっと58kgを背負ってきた馬が今回56kgというのも良い材料。

 有馬記念は先行馬には厳しい流れだったので、カレンミロティックの大敗も仕方ないところだが、先行馬では最先着だった。当時より楽な展開は望めると思うので、見直しは可能だろうが、一方ではこの馬場に少し不安。履歴としては時計の速い状況を得意としているようだし、馬体的にも馬体重通りまだ薄さがある。もう20kgくらいはボリュームアップしてくればいよいよ本物かもしれないが、今回はどうか。




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