前日情報へ戻る



★本日のメイン

函館11R
函館記念
◎3.ラブイズブーシェ
○12.トウカイパラダイス
△1.アドマイヤフライト
△16.アドマイヤタイシ
△7.アンコイルド
△8.シゲルササグリ

他場→函館戦ローテーションの馬が大半、という函館の番組でいつも気にしているのが、函館入りした後の追い切り指数。
この函館記念は、過去の履歴からもそうです。ただ単純に函館洋芝の適性があるなしの話に加え、環境が変わって体調が落ちる・上がるの度合いが大きく、思ったよりも「現状維持が難しい」ローテーションだからこそ、「大敗からの一変がハマる」条件ですよね。
ハンデ戦は馬場適性・トラックバイアス読み・能力+斤量補正など、レースが行われる前提条件を細かくチェックするのが基本として大事ですが、函館記念はそこに調整過程を加味しなければいけません。
特に通用しにくいのが、美浦・栗東でビッシリ追いきって、現地入りして流すだけの調整をしてレースに出るパターン。
同じローカルでも、小倉や新潟はこういうので全然良いんです。滞在した時の調整はダート(稀に芝)しかありませんから、栗東で追いきった価値が高いですし、存外体調が持ちます。
しかし、函館・札幌は「夏なのに寒い」というのが絡むのか、直前追い切りを遊ばすと馬が緩むパターンが本当に多いんですね。函館記念は特にそう。
バウンスシャッセやグランデッツァのような調整過程は、特に怪しいのでないかと考えています。

で、馬柱の中に重賞好走級の指数を出している馬で、函館で2本高い追い切り指数を出しているのがラブイズブーシェ。
栗東では調整程度、函館入りしてからこれまでにない追い切り指数をバシッと出した(≒函館の環境が明らかに合うと判断できる要素)のがトウカイパラダイスです。
IDM足りていて調整も万全、というこの2頭を軸で考えたいです。
アドマイヤフライト・アドマイヤタイシは、函館入りしたあとの追い切り指数が並みぐらい。
アンコイルド・シゲルササグリは、前走函館戦出走時に直前ダートで軽め→中1週ながら直前追い切りを函館Wでビッシリ、という明らかな函館記念狙いの臨戦過程。ここまでを押さえにします。
「いい状態で作ってから函館入りする」という考え方ではなくて、「函館に居座って調子のピークをレースに合わせる」というのを数字で示している馬が買い、というわけですね。
前者だとどうやっても上手く行かないというのを、函館記念の歴史が示してますから。

中京11R
ジュライS
◎14.ハートビートソング
△1.クリノヒマラヤオー
△2.タイムズアロー
△9.マイネルバイカ
△15.ジョヴァンニ
△16.ヴォーグトルネード

中京ダートは圧倒的に逃げ馬有利、というのを方々で書いていますが、それがオープンクラス以上になるとコロッと変わるのが、この中京ダート1800m。
まだデータ総数が少ないのでどうしてそうなるのかは正確に言えませんが、中京が改装されてからのジュライS、東海Sを見る限りでは、超スタミナ展開になりがちですよね。
逃げ馬が穴人気・中位人気していて、自分も毎回逃げ馬が残せそうなメンバーバランスに見えるんですが、オープンのラップになるとちゃんとした差し馬が届きますし、逃げ馬が妙に止まりがち。
それを自身で証明してたのが、サトノプリンシパルですからね。
逃げ馬が後半残すために息を入れたい箇所がどこかにあって、条件戦クラスではそこをクリアできているのに、オープン級のせめぎ合いの結果、どうも直線で失速する形になる。というあたりでしょうか。

なので、IDMで◎○になっている逃げ馬候補を最初に下げるのが前提。
狙いはハートビートソングです。平田厩舎がここ最近グッと持ち直してきたと同時に、この馬も脚元が改善して、明らかに体が引き締まってきた、ということがあります。
それに前走は、スタートと直線で2度不利を受けても直線で盛り返す根性を見せてます。明らかにレースぶりも変わってきてると感じる内容です。
中京ダートで差すそれっぽい適性をまだ見せてないのは事実ですが、条件クラスを歩んできた馬ではないのでダート勝ち履歴自体が乏しく、また中京ダートで差し追い込み有利になるデータがなかなか溜まりにくい背景もあるので、適合させにくい面もあるはず。
力でごり押しして勝てるだけのモノがあると思っているので、ここは期待しています。

久々に中距離に戻してきたジョヴァンニ、そして休み明けで仕上がりがどうかというマイネルバイカに流れてくれれば、と思うんですが。

福島11R
バーデンバーデンC
◎13.フクノドリーム
○14.ポアゾンブラック
▲7.サウンドリアーナ
注9.ミヤジエムジェイ
△15.マヤノリュウジン
△16.ブルーデジャブ

東京開催でも中京開催でも、雨が降る中での開催になると本当にエクイターフは止め処もなく悪くなりますね。
土曜日の福島も大概ひどい馬場だったと思います。芝1200mはあっという間に外伸びになってしまいました。当然外枠重視です。

しかも、スピードが勝ったタイプではコーナーで止まってしまうので、むしろ距離短縮ローテーションのマイラーが来るぐらいにはスタミナが要るようです。
いっそ、これまで芝1200mを走ってないために、本当のスピードレースの芝1200m性能を見せてない方がいいのかも。
高松宮記念と似た考えで、別路線の適性距離ズレてる馬がアドバンテージを取るのでは。

となれば、人気しているのが嫌らしいですけど、斤量50kgのフクノドリームに期待できる状況。
芝1200mでいい能力を見せてたことが、逆に足枷になる馬場状態・シチュエーションということですね。
ポアゾンブラックは、過去芝1200m勝ちがありますけど、時計がかなり掛かる中山の重馬場でのもので、ちゃんとした実績はダートですよね。
腰が引けて細かく走るダート馬の、サウンドリアーナという考えもあると思います。

もちろん、どれもアテになる対象ではないんですが、考え方としてこの馬場を勝つタイプはこの範疇にいるだろうと。
明らかに標準的な馬場・フラットな能力比べではなってない馬場状態に手を出すんですから、真っ当な考えで臨んではいけません。






前日情報へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定||