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★本日のメイン

阪神11R
ポートアイランドS
◎2.サトノルパン
○9.アズマシャトル
▲5.ダンスアミーガ

以前、ショウナンマイティがポプラS(札幌準オープン芝2000m)を勝って、菊花賞で穴人気したことがありましたが、本当は3歳春クラシックで明らかに力が劣ったと言う馬が、3歳8月の時点で準オープンを勝つのは結構早いです。
普通は9月後半、あるいは10月まで3歳馬の準オープン初勝利が遅れることもたびたびあるんですね。
ダンスアミーガが勝った長岡Sも、3歳馬同士のワンツー。しかも2着のマイネルメリエンダは、次走準オープンを人気で勝ちました。これはちょうど昨日の新潟メインレースにあった秋風Sのことです。

つまり、今年の3歳クラシックを歩んでいた馬は、多かれ少なかれ古馬の準オープンクラスのレベルはとうに超えている。表現としては、思ったよりも足りるようになるのが、成長力で追いつくのが早かった。
同時に、圧勝・完勝のような形であれば、古馬オープン級でも優に通用する。ひいては、クラシック上位の馬であれば、古馬重賞でもアッサリ勝てる水準かも知れないと言うことです。
展開が全く違うとは言え、セントライト記念がオールカマーよりも明らかに中身の濃い競馬でしたしね。
こういう力関係は、今回のポートアイランドSのような微妙なオープンでは、特に注目すべきポイントだと思います。
3歳牡馬同士のクラシックトップクラスは、レース単体を追っている限りどう見ても微妙だったのに、分からないものですね。今年の3歳馬は秋口の変わり方がかなり凄い方だったんだと考えています。

というわけで、3歳馬が強いでしょうということです。
使い詰めと重賞連戦で一杯一杯の様子だったサトノルパンは、放牧帰りで充電し、見違える馬になっていることに期待したいですね。

新潟11R
スプリンターズS
◎4.ガルボ
○12.ベルカント
▲9.ストレイトガール
注15.ハクサンムーン
△5.マジンプロスパー
△6.コパノリチャード
△16.セイコーライコウ

ロードカナロアは確かに強かったと思います。日本競馬の底力を証明できた、確かにその通り。
しかし、当時のロードカナロアの序列2番手にいた馬たちが、常に重要レースでも上位を確保し続けて、条件問わず強かったのかといわれると、高松身や記念でそれは覆りました。
まああそこまでおかしな条件であれば、スプリント成績が優れている馬がコケてしまうのも仕方ない…とは思いますが、序列2番手の馬たちもタイキシャトルやロードカナロアのような強烈さはなかったと捉えるべき。
新潟芝内1200mで行われるスプリンターズSは、中山で行われていたスプリンターズSと同じようなアプローチで臨んではいけませんし、「勝ちきること」に関して過信は出来ないと思っています。
モノサシが分かっている勝負だと、過去の履歴に沿った能力指標どおりに決着しがちですが、今年のように基準があやふやな条件でレースを行うなら、どの馬にもワンチャンスあると思っていますし。
ダイタクヤマトの再現も十分ありえるシチュエーションだと思うんです。

特に着目しているのは、中山や中京のような急坂コースで圧倒的だった栗東坂路調教馬が、この新潟では厳しくなるのでは?というところ。
直線競馬ならともかく、小回りカーブ含む平均的なスピード勝負だと、いつものスプリンターズSよりもかなり中盤が緩むはず。
トラックコース調教馬の連対が、今年はあると思うんです。
その中で、内枠を引いて好位追走が可能なガルボに目をつけています。
基本的に隊列は前のほうがベター。コーナーを通過していく過程でどんどん後続が詰まり、コーナーで追い上げられないコースですから、息を抜いて後方に下がってしまう脚質が最悪。
まあホントは出遅れも致命的なのですが、何とかそれはないようにお願いしたいですね。
あとは、栗東坂路調教馬で一番追い切り指数が高く、斤量が一番軽いベルカント。行き切ればという狙いですが、その寄せ方も重要でしょう。
人気のストレイトガールもトラックコース調教馬で、中山スプリントだと外そうと思っていました。

とにかく、1列目2列目確保が可能な馬が非常に有利・2桁通過順は不利というレースになると思います。
だからこそ、馬体的には寸胴で馬力型、と言うタイプがいいと。






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