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【中山9R】ホープフルS
◎9.ダノンメジャー
○5.マイネルシュバリエ
▲1.タンタアレグリア
注10.シャイニングレイ
△4.フォワードカフェ
☆15.ティルナノーグ

 上がりの速い競馬の経験ばかりという関西馬が多く、果たして今の中山でどこまで切れ味を発揮できるのかは未知数の部分が多い。特に、ティルナノーグに至っては、前走の敗因が馬場と言っているのが本当だとしたら、中山に変わって良いことはなさそうに思う。一応2度負かしているトーセンバジルが葉牡丹賞を勝っていることから気にはかける。今開催の芝では未だに0勝のディープ産駒なら、むしろ馬格あるシャイニングレイの方が面白いのではないか。前走は上がりの競馬なので、スタミナが必要になってどうかは未知数ながら、これまでのシェルズレイの仔はどれもトップスピードに限界を見せることが多かった。時計が掛かる分には問題ないのでは。

 切れ味勝負しかやっていないが、末脚の堅実振りや体格、位置取りの自在性など、総合的にダノンメジャーを中心に据えるのが無難か。東京では上がり負けになってしまうのは半ば仕方がないが、一度使って時計が掛かる馬場に変わるならマイネルシュバリエを見直したい。似たような視点で札幌2歳S僅差のフォワードカフェも。控えても大して味の無いタイプ。タンタアレグリアは休んで体が増えてきたことが大きい。前走も馬場は決して良くはなかったし、どう頑張っても上がり34秒台が限界ならむしろコース替わりはプラスに出る可能性も。


【中山10R】有馬記念
◎13.エピファネイア
○10.フェノーメノ
▲14.ゴールドシップ
注15.ジャスタウェイ
△1.トーセンラー
△7.ラストインパクト
△11.サトノノブレス

 抑える競馬ばかりで力を発揮できなかったエピファネイアだが、先行したとたん圧勝。あれだけ掛かっていながらの結果は鞍上の差も感じるところだが、スタミナ勝負で強いということを証明した形になったのがJC。時計的にもあの馬場で2分23秒台はかなり速い。本格化や復活という言葉が出がちだが、そもそもクラシックの時期にはもうある程度完成していた馬だし、調子が落ち込んだという履歴も見当たらない。溜め過ぎ、上がり負けが敗因なだけだったといこともまたJCで明らかになった。気性的にも外枠は気になるが、今回もスタミナを活かす競馬ができれば上位安定だろう。むしろそういう競馬をしない理由もないはずだ。

 フェノーメノはスタミナはあるし、中山も問題ないのだが、時計に限界を見せる。先に書いた通り、JCは馬場の割りには時計が速過ぎだった。休み明けの天皇賞(秋)から使われて良くなってきている。青写真通りの秋3戦目。巻き返しに期待したい。

 ゴールドシップは適条件だし、特に言うこともない。ジャスタウェイも中山やスタミナ条件は大丈夫だというこはが中山記念とJCで示している。距離と枠だけか。能力的にもこの辺りまでが連対圏と考える。今の中山では持ち味を発揮しきれないディープ産駒だが、3着までなら抑えても良いだろう。有利な内枠から着狙いに徹するならトーセンラー。ラストインパクトとサトノノブレスは時期が移ってから2年連続2着馬を輩出している金鯱賞上位馬。特にラストインパクトの今年の充実・成長振りは目を見張るものがある。菱田騎手自体は有望な若手だと思っているが、中山未経験というのが大きな不安。さすがにこの癖の強い競馬場の乗り方を知らないというのは決してプラスにはならない。





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