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★本日のメイン

京都11R
シルクロードS
◎3.アンバルブライベン
★7.ベステゲシェンク
★16.カオスモス
★4.バクシンテイオー

芝未勝利だった関東馬にスプリンターズSを勝たれ、スワンSではちょっと競れば簡単に沈むミッキーアイルにまるで競りかけることがなく、そしてアンバルブライベンのスロー逃げに何回もしてやられる短距離路線。という解釈がおそらく正しいのではないかと思います。
ロードカナロアが短距離界の頂点を獲り、それと接戦してる中央の他の馬も相当レベルが高いという風に言われてますが、正直そんな印象はないですね。まだまだ海外馬がやってくれば圧倒的な持続力で押し切られてしまうメンバーでしょう、中央の短距離界は。
まず短距離で強くなるような調教が出来ていると思えません。その上で、これは短距離で強いだろう総合的な筋力をつけるというより、パーツが軽く細くなるような楽な動きになる方向に行ってばかりなんですね。重賞でそこそこ結果を残している馬も、どちらかというと体型はマイラー崩れで、血統の後押しがあって仕方なく短距離でうまくハマれる気性になっているというタイプばかりでは?

そしてそういう潮流を敏感に感じ取っているためなのか、騎手の乗り方もちょっとおかしくなってますよね。
ゴールに余力ギリギリで間に合わすように乗るというよりも、その馬のトップスピードをゴール前で引き出すことばかりに専念していて、後半上がり32秒5を目標に乗ってるのか?という騎手ばかりですし、逃げて競ることを良しとしない、戦いに行ってバテるのは恥と感じる風潮すらあるかのようです。
ブルーストーン、ニザエモン、マジンプロスパー、ホウライアキコ、ベルカントと本来は主張しあっていいはずの逃げ先行キャラが揃いましたが、おそらく皆消極的に2列目に控えて乗るようにするのでは?
厩舎の側で厳しいペースで競り合って踏ん張るような調教を課していない馬ばかり造り、そういう馬に乗せて前に行けと指示し、その通り潰れれば騎手に「もう少しうまく乗れるはず、騎手とのリズムが合わなかった」と責任を負わせ騎手を守らない。そういうムードでは騎手も消極的に、臆病にならざるを得ません。バカ正直に指示を守っても損ですからね。
だからこそそういうムードでは、ただ単に前に行くだけで地位を確保したような馬がプチ無双するんです。周りが遠慮するというのもありますが、スピード証明でオープンを勝ったという壁を破ったわけですから。「そういうキャラなんだ」と世間から認められたアドバンテージが大きいというわけですね。
だからこそ、スロー逃げだとしてもオープン重賞で戦える立場に達したアンバルブライベンは、一つ二つほどの有利があると考えています。厩舎も逃げて耐える調教を本格的に課していますし、周りにもテン争いで不利だと思わせられる点などですね。
今回はかなり内の枠を引いて、他の陣営が明日もわからない代打の乗り替わりだらけ。同馬と心中して戦える体制がチームとして出来上がってる強みがあるものと考えました。

そういう流れを壊してくれるかもしれない期待は、完全別路線に期待します。
ベステゲシェンクはかなり良い馬です。カオスモスも短距離消耗戦の方が明らかに良いタイプでしょう。
そういう候補がこれまでと毛色の違う競馬をしに行けるかどうかですね。

東京11R
根岸S
◎16.サトノプリンシパル
○6.エアハリファ
▲13.ワイドバッハ
注5.ポアゾンブラック
△4.サトノタイガー
△12.レーザーバレット

脚抜き良いダートが維持されるようで、上がり最速馬よりも大型持続馬の方が有利なダートのようなので、外枠を引いたサトノプリンシパルの巻き返しに期待します。
本来、根岸Sは適性ほぼ関係なし。前走1着馬やオープン掲示板にいる勢いのある馬が圧倒的に有利。というレースなのですが、それはあくまで体が硬くなってない若い馬の話。
6歳以上の前走1着馬は、3年前のトウショウカズンがやっと2着に来たぐらい。超有力厩舎の助けがあってもここまででした。高齢馬の場合はやっぱり格上げ挑戦+東京コースの上がり適性になんとか対応する気持ちの強さが低いです。レーザーバレットやキクノストームは一応は拾えても、ここを勝ち切るほどの大幅変わり身は期待できないと考えました。
逆にサトノプリンシパルは、2走前にこの路線に転じて圧勝。IDMの高い勝ち方をしてくれましたね。もちろんそれを踏まえて根岸Sは人気を集めたのですが、体型的な不利と鞍上の消極性もあって大敗。しかしずん胴胴長パワータイプが多いベルナルディーニ産駒は、そもそもダート1200がまるで苦手。中央競馬で勝った馬がいないそうです。完全に適性圏外だったようなんです。つまり、たった200mでも大得意距離に切り替わる今回は、ワイドバッハへの期待と同等水準に変わり身が大きいのだろうと考えてのものです。おまけにまだ若さもあり、筋肉のメリハリも瑞々しい状態ですから、高齢馬に対してのアドバンテージもあるでしょう。
エアハリファやワイドバッハは、単純な東京ダート適性と能力評価で。ワイドバッハのように直線まで動けないというタイプは、どうしても何かしらの不利覚悟になるので、中心視はしにくいのが正直なところ。
ポアゾンブラックは、まだダートで底を見せてない強みのある5歳馬ということで。この馬はしばらく見ないうちにかなり強くなってるのでは?と思うのですが。







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