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★本日のメイン

新潟11R
邁進特別
◎5.ウォーターラボ
◎1.レッドラウダ
▲7.ジャストザヨコハマ
▲15.ファイブフォース

今年はハンデ戦から定量戦となりましたが、相変わらず馬質が揃わない状況は変わっていません。
外枠を引いた関東馬を見ると、とても1000万下をクリアするような上積みを見せそうにない馬ばかりですし、そもそも1000万下条件よりも上で全然名前を聞かない厩舎ばかりです。
このクラスで2〜3着できた履歴が多い馬は、内目の枠の関西馬ばかりですよね。
使うごとにどんどん馬体が寂れてくる関東馬に当たりくじはないと思うので(高額条件で良績多数の関東厩舎なら別ですが)、内目だとしても関西馬を重点的に評価します。

新潟直線を得意としている北村友一騎手+安田隆行厩舎のウォーターラボに注目しています。
母クライウィズジョイはヒカルオオゾラやサトノノブレスの下。中型体型に出た形ですが、むしろ時計の速い馬場でこそ良い履歴。母系の性能あってのものかと思います。
そもそもレース振りから1000万は勝てる資質ありと思うので、妙な偏りさえ発生しなければ。
レッドラウダは脚元に難なりですが、もちろんここまで相手が落ちれば評価はします。
ジャストザヨコハマは、新馬勝ち直後に相当長く休んでいた空白期間があるため、6歳ですがまだここまで12戦とレース消化数が少ない馬。
未だに目の前に馬が来ると怯んで、砂を被るとリズムを崩す馬のようなので、パワーがあるなら直線競馬の方がいいのかも。
ファイブフォースはあんまり形の良くない関東馬ですが、絶好枠というだけで評価します。

スペチアーレは川須栄彦騎手がこの直線競馬での成績が酷すぎ。過去5年間未勝利、唯一の2着も外枠引いての逃げのみ。
グランシェリーの加藤祥大騎手も同様。この騎手はデビュー以降、この直線競馬で2着になったことがありません。おまけにグランシェリー自身、故障が続いてもう7歳です。
IDMが一応足りていることになっているソレイユフルールは、500万下を勝った時は柴田大知騎手に替わっていたタイミングでした(おまけに16番枠からの単騎逃げ)。原田騎手が騎乗した時の成績は酷いものなので。

京都11R
天王山特別
◎3.テーオーヘリオス
○7.ブルミラコロ

過去のレースの履歴を探ったり近走のレースレベルを見直すよりは、今回は古馬ダート1200mオープンで10頭立てが珍しいということに注目します。
基本的にはダートオープン短距離馬なんてそれこそ各競馬場どこにでもあふれていて、2〜3週に1度は組まれるものですし、14頭以上は大抵揃います。
ダートの1200〜1400mの古馬オープンで10頭立て以下になったのは、過去10年間でたったの8度。ダート1200mに限れば3回のみ。
そのダート1200mでここまで少頭数になると、テン争いや中盤争いが全く発生せず、どれも1列目通過馬有利の前残りになっています。道中のペースが楽で、プレッシャーがだいぶ軽減されることが影響するのでしょう。

というわけで、ここは逃げ番手候補を重要視します。
注目したいのは58kgナンチンノンではなく、前走厳しい展開に巻き込まれたテーオーヘリオス。京葉Sは前半3F32秒台のとてつもないハイラップで、追いかけた側が苦しい流れ。
ナンチンノンは結構預けてくれるタイプで番手の競馬が可能なので、内が浜中騎手だったら譲りそう。今回は余程有利な隊列になるでしょう。
ブルミラコロは京都コースで連対を外したことなし。テーオーヘリオスと同じく、楽なペースになるはずです。
意外と先行馬が揃ったということで票が差し馬に散っているようですが、今回はテン争いというよりマーク戦になるはず。差し馬には厳しい流れではないかと読みます。

東京11R
青葉賞
◎10.スーパーフェザー
○15.エタリオウ
▲4.ダブルフラット
△8.オブセッション
△6.ディープインラヴ

オブセッションが1番人気になりそうなムードです。馬体は確かにそれだけの説得力がある馬なのですが、この馬は本当に気性がおかしい馬のようでして…。
シクラメン賞をかなり優秀な走破タイムで勝った時も、直線はずっと舌がハミを越してベロベロして遊びながら走っていました。(それをもってしてまだかなり余力があると評価する向きもあるのですが)
弥生賞は勝負所で右鞭に急に怯み、4コーナーで大外へ吹っ飛ぶ酷い競馬ぶり。
相手が強化されるようになると、さらに悪癖が顕著になる上に、鞭に過敏反応するというのはまずいですよね。
次のレースになって、ルメール騎手が勝負所の馬込みでどう扱っていいのか分からなくなります。対策しようにもどうすればいいのか…。
それに藤沢和雄厩舎は、今年の成績を見直すとどうも不振傾向にあるようですね。
レイデオロで2戦して重賞を勝てず、ソウルスターリングは尻すぼみ。ロックディスタウンを転厩先として受け入れたものの、全くレースにならず。
こういう例が続くと、今の藤沢和雄厩舎は多少気性難がある馬を上手く開花させられない状態にあるのでは?と勘繰ってしまいます。
おまけに今回は、騎乗停止は避けたいルメール騎手に何らかの戦略的制限がありそうな場面(鞭打つ回数を減らす?無理やり大外に出す?)ですから、なおのこと期待過剰な場面ではないかと。かなり危険な人気馬になっています。

それよりは、友道康夫厩舎の2頭がかなり好気配に感じました。
ワグネリアンではダービー制覇が厳しい…と肌で感じたかどうかは分からないものの、スーパーフェザー・エタリオウともに重賞で勝負する時の追い切りパターンですよね。
スーパーフェザーが勝ったアザレア賞は時計こそ遅いものの、ゴール前は余力十分の楽勝。
エタリオウがゆきやなぎ賞で敗れた相手は、のちの重賞勝ち馬となるサトノワルキューレ。3コーナーから捲って強気に先頭に立ち、先行勢を皆潰して最後まで粘っていますから、これもなかなかの負け方です。
どちらもかなり有力視していい候補だと思います。
これに加えて、馬体が良いと感じているダブルフラットを加えたいです。
山吹賞は断然1番人気に応えられず敗れたものの、ラスト4Fすべてのラップが速かった逃げ。こういう後半スパートをかけられる逃げ先行馬は、中距離以上のロングスパートでかなり役立ちます。
この後半4F目からすべて速いラップというのは、ゆきやなぎ賞も一緒ですね。

例年の大寒桜賞とはラップ推移が違う流れだったダノンマジェスティは評価を下げます。
この馬は明らかに脚元悪くしている影響があるでしょう。完成度をだいぶ上げて出走して欲しい青葉賞からすると、蹄の状態が悪いままレースに使っているというのは、中期的に見て調教の履歴が良くないと見ます。
また、青葉賞は最有力視されるディープインパクト産駒が多数出走しやすいレースで、その取捨が大事になるのですが、青葉賞で連対する産駒は前走2000〜2400mの500万下1着が絶対条件。
前走重賞に挑戦していて、一度オープンクラスの壁に跳ね返されたような形の馬は、上り目を示せず着順を落とす傾向にあります。クラスの壁は楽に突破する代わりに、フレッシュさや勢いが大事な血統だということですね。
オブセッションがどうも信用できないのは、そういう血統傾向のためでもあります。一度綻びを見せるとなかなか時間が掛かり、そのうち同レベルの好素材の馬が他からどんどんやってきますからね。





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