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日経新春杯の激走ポイント
@ノーザンF系の馬が強いレース
近4年の日経新春杯では、3着以内の12頭中10頭がNF育成馬だった。「芝の中距離で末脚を伸ばす」レースでは、やはりこの牧場の右に出るものはない。また、このレースだけでなく、「特別出走奨励金」が出る芝1800m以上の古馬GU戦では、NF生産馬を狙うのがベター。「特別出走奨励金」が始まった2015年から、合計で62レースが行われ、33レースでNFの生産馬が優勝している。これを1番人気のNF生産馬に限定すると【15,9,4,7】で、勝率42.9%、3着内率80.0%。今回はムイトオブリガードが該当するかも?
■日経新春杯に出走するNF生産馬
→ムイトオブリガード
■日経新春杯に出走するNF系の育成馬
→グローリーヴェイズ(ノーザンF天栄)
→シュペルミエール(ノーザンF天栄2走目)
→ダッシングブレイズ(ノーザンFしがらき)
【参考】 「特別出走奨励金」 とは http://www.jra.go.jp/keiba/program/pdf/housyoukin_7.pdf
☆日経新春杯の好走馬一覧(2015年〜)
☆NF生産馬×芝1800m以上の古馬GU(2015年〜。5番人気以内)
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◎5シュペルミエール
○16ムイトオブリガード
▲2グローリーヴェイズ
△4アフリカンゴールド、10ルックトゥワイス、7ガンコ
消しメイショウテッコン
3連複フォーメーション
◎-○▲△-○▲△
2−5−16…5,000円
2−4−5…1,000円
2−5−10…1,000円
4−5−10…1,000円
4−5−16…1,000円
5−10−16…1,000円
2−5−7…500円
4−5−7…500円
5−7−10…500円
5−7−16…500円
シュペルミエールは、オリオンSで辛勝だったが、斤量を考慮すると長く良い脚が使えている。
今回の55キロでは、メンバー中上位のパフォーマンスが期待できる。週中の想定より人気になっているが、期待したい。坂路に調教コースを移したのは前走からで、おそらく脚元の状態を考慮してもの。当週の調教は、終始左手前のままだったが、推進力を感じさせるフォームで登坂していた。今回はノーザンF天栄から帰厩して2走目。木村厩舎は、レースを1度使うと、NF天栄へ放牧に出すケースが多い。今回が帰厩2走目なのは、年末年始で入厩のスケジュールが合わなかったことと、再度の輸送を考慮したものだと考えられる。
ムイトオブリガードは、NFしがらきからの帰厩初戦では、昨年2月の500万下・青嵐賞・六社Sと、現在3連勝中。
グローリーヴェイズは、今回を含めた全レースがNF天栄帰り。菊花賞では、大外の18番枠から外々を通って5着。関西遠征も5回目と慣れている。しかし、現状は勝っているのは中山と新潟だけ。NF天栄帰りだからといって、関西圏で高く評価することはできない。
アフリカンゴールドは、当週の調教での遅れが気になるがこのハンデなら。
ルックトゥワイスは消しきれなかった。
ガンコは斤量で人気を落としているが、今の京都の馬場は合いそうだ。
メイショウテッコンは消し。無理に消すほどの馬ではないが、人気馬で嫌うならこの馬だったからという理由。立ち回りの良さで勝負するタイプだけに、位置取り次第だろう。
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京成杯の激走ポイントは特になし
◎6カテドラル
○5ランフォザローゼス
▲7ラストドラフト
△9シークレットラン、10ナイママ
消しダノンラスター
3連複フォーメーション
◎-○▲△-○▲△
5−6−7…5,000円
5−6−9…1,000円
5−6−10…1,000円
6−7−9…1,000円
6−7−10…1,000円
6−9−10…1,000円
先週の京都金杯でのサラキアが馬体減で出走したことは想定外だったが、今週も池添学厩舎×ノーザンファームしがらきのカテドラルを本命に。前走の東スポ杯は、先行馬にとって不利な流れ。クリノガウディーが朝日杯FSで巻き返したように、先行していた馬は着差以上に評価できる。カテドラルは大きく失速しているが、ノーカウントとしてよい。今回は意欲的な先行馬がおらず、中山芝2000mでも締まった流れにはならない。新馬・野路菊Sで見られた、カテドラルの決め手が生きてくる。また、坂を苦にしないため、中山コースへの適性も高いとみる。行きたがる面があるので、そこ次第で結果が大きく変わってきそうではあるが。
ランフォザローゼスは葉牡丹賞を評価。葉牡丹賞は中盤に緩みがない流れから、4角でマクリが入り外を進出した馬が有利となった。よって、シークレットランよりも、ランフォザローゼスの方が強い競馬をしている。(印は回らなかったがカイザースクルーンも着順以上に評価するべき1頭)加えて、ランフォザローゼスは、シークレットランに寄られる不利もあった。そこからもう一伸びした勝負根性も評価できる。
ラストドラフトは中山向きかは微妙な面があるが素質を評価したい。18年のルメール騎手は、中山芝での安定感が光った。中山の芝1600m以上では、いずれの距離も3着内率が66.7%以上だった。今回は少頭数での外枠で、包まれる心配がない。GTでもレイデオロ、アドマイヤジャスタを連続して好走させており、ラストドラフトの能力を引き出す騎乗が期待できる。
☆ルメール騎手×中山芝(2018年のみ)
メジャーエンブレム、グロンディオーズなど、田村厩舎の天栄帰りは、上位人気であれば好成績。シークレットランは当日の人気次第か。先述の通り、葉牡丹賞はランフォザローゼスを上に取るべきレース。好時計ということ以外は評価できない。また、本当に世代上位クラスの馬であれば、サートゥルナーリアのようにルメール騎手に乗り替わりになっているか、デビュー戦から外国出身騎手が乗っていたのでは。押さえまで。
ナイママはカテドラルと同様に、東スポ杯2歳Sで先行して失速。カテドラル以上に減速したが、これは「輸送」と「速い時計」のどちらが影響したのかは分からない。それでも、札幌2歳Sで世代上位のニシノデイジー、クラージュゲリエと接戦を演じたことは評価するべき。
人気で消すならダノンラスターか。エンジンの掛かりが遅く中山コースは微妙。堀厩舎は、放牧を上手く活用し、目標としたレースを勝ちきってきた。特に重賞ではこの傾向が顕著で、16年以降、帰厩して2走目で重賞を勝ったのは、16年17年のステイヤーズSでのアルバートのみ。好走率、回収率ともに低い。年末年始を挟んでいるため、入退厩のスケジュールが合わなかった可能性もある。それでも、自厩舎の好走パターンを取らなかったことは評価できない。また、 18年の堀厩舎は、 重賞を勝つことができなかった。重賞での3着内率は僅か12.2%と、厩舎のリズムも今ひとつ。
☆堀厩舎×帰厩後○走目(2016〜。芝重賞のみ)
☆堀厩舎×重賞(2018年)
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