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★本日のメイン



中京11R

名古屋城ステークス

◎4.スズカフリオーソ

○14.エジステンツァ

▲9.ヒストリーメイカー

▲11.ナンヨープルートー

△6.メイショウワザシ

△2.アイファーイチオー



IDMを比較すると、どう見ても逃げ馬候補や1列目で運ぶ馬の方が指数は高いですね。中団後ろ辺りで追走する差し馬は、1000万勝ちのレベルも低く、どれも実力不足に見えます。

唯一差し馬で安定した指数を出しているのが、ブライトンロックぐらい。この馬も馬体は寂しい方なので、脚抜きの良くない馬場ではあまり信じたくないですし、スタミナに寄った展開で差し込むタイプなので、中京は向いてないでしょう。

今の中京ダートの傾向に則り、4コーナー1列目で運べそうな馬に期待します。



スズカフリオーソは、インティに食らいつく競馬を4走前にしたことが刺激になったのか、そこから小倉で2連勝。

前走は自分のリズムで先行できなかったのが堪えたのか、案外直線で踏ん張れませんでしたが、レースの全体ラップを見て驚きました。出自が地味な馬が集まっていた印象だった平城京Sですが、このレースは超がつく高レベル戦。

結局掲示板に載った馬は5頭みんな準オープンを勝ち上がりましたし、上位3頭はオープン&重賞で好勝負する水準でしたね。アイアンテーラーに1000万下を勝ち上がったばかりの馬が食らい付けないのはしょうがないと思うべき。

相手を考えれば、というか、最近の1000万勝ちのレベルも8〜10月と比べるとそこまで目立った馬がいないだけに、ここは相手が弱くなったと考えるべき。

ちょっと期待したいのがエジステンツァ。田中博康厩舎に転厩して3勝を挙げた馬で、1000万下を勝った時が偉い強かった(IDM64圧勝)のですが、冬になっていい所がありません。

しかしこの馬、馬体は確かに良いですし、まともな走破力がある方だと感じています。中間放牧に入れて、立て直したことで結構変わってくるのではないかと思います。

ヒストリーメイカーも、馬体の形が結構良くて、底を見せていない分なかなか良いのではと感じる馬。



阪神11R

毎日杯

◎2.ウーリリ

▲11.マイネルフラップ

▲9.アントリューズ

△4.キングオブコージ

△5.ケイデンスコール



例年であれば、3歳の3月半ばあたりになると、もう大半の馬は馬体が出来上がってくる時期。2連続でレベルの高いレースを好走していたり、前走で圧倒的な内容を示した馬は、だいたいどんな人が見ても断然しっかりしていると言える水準になってきます。

弥生賞やスプリングSに続くタイミングで配置されている毎日杯は、頭数も落ち着いて、いつも有力馬が片手で数える程度になりがち。

そして前回の内容素直に受け止めても良いシーズンなので、世間に実力がバレやすく、出走馬全体の実力格差も把握されやすいレース。人気・評判通りの決着になることがほとんどで、大抵1〜4番人気で馬連が決着すると決めつけても、まず外れません。

経験馬重視というか、前走レースで示した内容がそのままこのレースで反映されやすいだけに、毎日杯は前走新馬勝ち直後の馬が不利。オープンでこなれてきた馬に対して、レース経験も少ないばかりか、馬体の完成度が低いことも不利な要素となるからです。



ですがしかし、今年はその考えが当てはまらない、イレギュラーな年ではないかと思います。

スプリングSの前予想でも触れましたが、今年は3歳牡馬トップのレベルが非常に低く、G1に出走した馬、G1で好走した馬が年明けから全く性能を伸ばせていません。

スプリングSでも、朝日杯で2着4着した最有力馬が、レースで勝ちきることはありませんでした。勝ったエメラルファイトは朝日杯6着馬でしたが、朝日杯当時に上位馬に対し実力が遠く及ばなかった馬に、逆転されているわけです。



こういう、ボーダーラインが例年より低くなっている年だからこそ、ウーリリのようなローテーションでも通用するのではないかと思います。

昨年5回京都最終週新馬戦に登場したウーリリは、のちのシンザン記念3着馬ミッキーブリランテ相手に完勝。

しかし冬場に目白押しだった2〜3歳500万下やオープンクラスに結局出走することなく、じっくり成長するのを待ち、ここまで時間をかけてしまいました。

例年のレベルであれば完全に出遅れと言える失策。すっかり周りのレベルも高くなってしまった分、雑な競馬をしてチャンスを見失うという流れでした。

しかし、今年の趨勢ならば、冬場に使っても成長伸びしろが減るばかりで、おそらく良いことは無かったのではないかと。

この時期まで待っても未だに通用ボーダー、ハードルが低いままなのであれば、ダービー馬の弟というポテンシャルだけで通用してもおかしくないです。

出遅れるかもしれませんが、多少雑な競馬ぶりでも相手が500万下に毛が生えたレベルのメンバーしかいないので、弥生賞のシュヴァルツリーゼのように足りてもいいでしょう。



重賞でいい競馬をしているマイネルフラップを相手筆頭にしたいのですが、前走は序盤進んで行かず、直線で数回手前を替えたという競馬なので、若さが心配。

前回重賞で1番人気だったアントリューズが、立て直して良くなっているかどうかというところ。

ランスオブプラーナは前走勝てましたが、もうちょっとせめぎ合いになる流れなら1800mは長い距離のはず。そこまで粘り腰がいいタイプでもないです。

ヴァンドギャルドは、冬場のタフなレースを連続してまあまあのデキで使ったことで、体が硬くなってしまっているのかもしれません。ディープインパクト産駒が、重賞3戦連続で連対を外すというのも良くない要素。



中山11R

日経賞

◎1.メイショウテッコン

○6.ルックトゥワイス

△9.カフェブリッツ

△2.ゴーフォザサミット

△7.エタリオウ



メイショウテッコンは、前回日経新春杯当時と調教内容が一変しています。

日経新春杯が行われた週の水曜日栗東は大雪が降り、栗東坂路もCWも路面がかなり悪化して追い切りする場所を一部制限していましたし、グリップも上手く効かない状況でした。

このメイショウテッコンや、2番人気ムイトオブリガードなどは、滑る馬場にだいぶ苦戦しながら追い切りをこなしていたように見えました。

日経新春杯は、結果的に2頭しか出走していなかった関東馬が1着3着。どちらも準オープン勝ちが最後の実績だった格下馬。ここまで関東馬だけが上手く行ったのは、別に能力だけの話ではなかったはずです。関西馬が何か状態が良くなくて、軒並み力を上手く出し切れる状態になかったためでしょう。



メイショウテッコンは、過去の履歴で言うとエタリオウ相手に梅花賞で勝ち、神戸新聞杯で僅差の勝ち負けを演じています。

今回は絶不調のグランアルマダ以外は同型が不在と言える少頭数。しかも中山芝2500mの最内枠という絶好枠。

捲りを打つと表明しているのもブラックバゴ程度。カフェブリッツ、クリンチャーは枠が外で前を攻めるように動くかも謎です。

これはさすがに、ポンと出てしまえばかなり有利に運べるはず。



エタリオウはあまりトビが大きくはなく、直前追い切りでいつも遅れるようにステイヤー的資質があるズブい気性。ダービー当時は馬体の無駄を削って好走していた馬です。

今回の追い切りを見てもピッチ走法に近くて、過去、日経賞で菊花賞2着激走からの直行で吹っ飛んだサウンズオブアース(鞍上M.デムーロ)にタイプが被ります。テンにソロっと出すタイプですし、勝負所で若干後手を踏む渋さも一緒。

能力が高いのは確かですが、エタリオウ自身中山コースは未経験。日経賞での消しパターンとも言える菊花賞からの直行。信用などとてもできません。



本線などはあまり作らず、メイショウテッコンの1着に期待。

2着だけを狙う競馬なら、結構面白い馬は多いです。カフェブリッツは隊列のいい所に収まれば、上位入線もあるでしょう。ゴーフォザサミットはいい枠から逃げ馬の真後ろをついていくことも可能。







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