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★本日のメイン
札幌11R
報知杯大雪ハンデキャップ
◎12.ボードウォーク
◎14.ライジングドラゴン
▲11.ビービーガウディ
△08.ダンツキャッスル
例年であれば、もう1カ月から3週間ほど先にあるレースを、今年は開幕週に持ってきました。クラスも3勝クラスのレースに昇格しています。
2勝クラスのレースであれば、函館開催の間にけちょんけちょんに負けた馬同士が、持ち味を発揮できぬまま別路線の馬に敗れる傾向にあったのですが、3勝クラスだと半数以上がフレッシュな状態で臨む形になると思うので、構図が変わります。
札幌での滞在適性がある馬が、圧倒的に有利となるのでは?いい仕上がりで出てくる馬も少ないはず。
なので、先行争いが激しくなる、ということもないと思います。今回が初の札幌挑戦という馬は敬遠したいですね。
札幌ダートで2勝しているライジングドラゴン、過去に札幌で強い競馬を見せたことがあるボードウォークの2頭に期待。
どちらも、過去に北海道シリーズの成績が良かったあと、中央場のレースではスタミナ切れが露骨で、全然適性が合っていなかったという履歴。
そして今回、また北海道入りしてからの追い切り時計が良くて、いかにも滞在競馬で復調を示しそうなタイミング。
新潟11R
アイビスサマーダッシュ
◎12.ビリーバー
◎10.イベリス
○05.ナランフレグ
▲11.アユツリオヤジ
△13.ライオンボス
ここまで1000mを合計6勝、直線競馬を5戦して4勝2着1回。全く大崩れしていないライオンボスに世間の期待が集中しているところですが、新潟競馬場は土→日の夜半に雨が降っていることもあり、馬場が結構悪くなるのではないかと期待しています。
ライオンボスはこのコースへの適性の高さ、ダッシュ力の優秀さだけでなく、550kg近いパワーとストロークの伸びもあって、最後の競り合い根競べでも強いです。タフな接戦に持ち込んだ時、最後ゴール前でまたグイッと伸びる。
ダッシュ力が優秀でも、後半惰性で粘るだけというタイプでは、オープンクラスでここまでタフに連勝を重ねることは難しいと思います。
しかしこれら前提は、最初の先行争い・ダッシュ比べで既にリードをし、中盤で揉まれない形で運べているからこそ、でもあるでしょう。
今回はライオンボスの近くに、モンペルデュやゴールドクイーン、アユツリオヤジなどダッシュ自慢が集まりました。これまでよりも相当テン争いが厳しいはずです。しかも今回は、ライオンボスだけ57kgで背負う場面。条件も不利な方。
もちろんトップハンデで軽いハンデの馬を蹴散らした履歴がこれまであるとはいえ、逃げられなかったライオンボスは、1列目であっても脆さを見せる可能性があるはず。
狙いは差し馬なのですが、できればまだ若いフレッシュな4〜5歳馬に期待します。
特に、ライオンボスと何度も戦っていて、直線1000mで勝負付けが済んだ馬よりも、直線競馬の経験が皆無ながら、高い直線の適性が「ありそう」な方を上に見ます。
イベリスとビリーバーは、どちらも牡馬のゴツさには程遠く、脾腹も薄く後肢も細いタイプのピッチ走法。斜尻で腰が引ける姿勢。
決してこのクラスで行ききれるようなスピードはないものの、バネのセンスが高く、短い距離で明確にメリハリをつけた競馬をした方がいい馬。
ビリーバーは1200mでも長く良い脚が使えなさそうなので、1000mの差し展開はかなり合うのではないかと思います。
イベリスはスプリンターズSで外枠から先行できるスピードがあるピッチ走法。姉がベルカント。この兄弟はみな4〜5歳ごろに馬体が増えてくる傾向にあり、筋肉量が足りるようになってから急に成績が変わります。
イベリスはもう一皮むける余地が十分にあると思うのですが。
その他、ナランフレグは、初の直線1000m勝利が非常に優秀。
昨年アイビスSDと同週のレースで、その閃光特別はアイビスSDの55秒1よりも速い54秒6でした。
確実にメンバー上がり最速を出すキャラなのは間違いないので、前の組が止まる競馬であれば。
アユツリオヤジは、芝でほとんど走らないサウスヴィグラス産駒ですが、消耗戦ラップになりやすい福島芝1200mや新潟直線1000mでは好走例ある血統。
日曜日の午後にも雨が少し降るそうですし、かなり厳しいテン争いの末に、前の組の脚が止まる中で耐えられるタイプと見ます。前走の馬体は相当良かったので、これは期待したい1頭。
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