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★本日のメイン

中京11R
金鯱賞
◎04.グローリーヴェイズ
○10.ポタジェ
▲01.デアリングタクト
△07.キセキ

中京競馬場は日曜日晴れる予報にはなっていますが、他の2場とは違い、北風が結構強く舞い込んできて気温がそれほど上昇しないそうです。回復度合いは微妙かもしれません。
開幕週のわりに、そこまで馬場が良くない…という状況も考えた方が良さそう。

金鯱賞は少頭数かつ出走馬のレベル上下差が顕著な組み合わせになりがち。今年も超スローのレース展開にはなるでしょう。
精神がまともであれば、脚質有利と言えるのはキセキだったはず。しかし今回はまたスランプに陥った後ですし、転厩のごたごたも重なって、追い切りが無茶苦茶悪いです。過程を考えると、逃げたとて果たして…と思ってしまいます。
その一本調子の逃げにピッタリ張り付いて、高い位置から出し抜く競馬ができそうなのがグローリーヴェイズ。
馬体は小ぢんまり見せる方ですが仕上がりは早い方ですし、新潟外回り・京都外回りで強烈に強いように折り合いは一切不安のないタイプ。川田騎手の判断に期待したいところです。

デアリングタクトは、そもそも促して前で張るような競馬の訓練を全くしていません。全て馬場の大外回ししかしていない馬。
斤量を背負う立場ですし、デアリングタクト並みに他の馬も悪馬場は戦えますし、牡馬の強豪の中で牝馬が1頭だけというメンバー構成も、良くないのでは?と。
新鮮味があり、スローペース適性もそれなりにあるポタジェが、どこまで戦えるか。

阪神11R
フィリーズレビュー
◎11.ララクリスティーヌ
○14.ラストリージョ
▲16.オパールムーン
△15.エイシンヒテン

ほとんどの年で上がりの性能が必要な決着になり、芝1200mで活躍する資質よりも、マイルで多少耐える折り合いの良さが上回る条件。距離短縮馬の方が圧倒的に活躍している傾向になっています。
雨の影響が残って直線の最後の坂がさらに堪える状況になり、おまけに今回のように逃げ馬同士がやり合うメンバー構成となるなら、なおさら差し追い込み馬の有利は大きいはずです。

オパールムーンはこれまで示した性能から注目されて当然ですが、それ以上に追いきり内容も加味しつつ評価したいのはララクリスティーヌとラストリージョ。
どちらも短距離でならバネの効く走りができるタイプです。元ダート馬のラストリージョは、馬場の悪化もプラスに働くのでは?

中山11R
アネモネステークス
◎12.カイトゲニー
○08.アナザーリリック
▲07.ネクストストーリー
△05.ルチェカリーナ

土曜日の中山競馬場は昼過ぎになっても強い雨が降り続きました。予想以上に雨雲の動きが鈍く、パドックが水浸しになったほど。
日曜日にいくら晴れると言っても、馬場の悪化は顕著でしょうし、渋って馬場が緩む状況は残るでしょう。
土曜日の後半は滅法上がりが掛かるようになり、外差しが届くようになりました。というか事実上、どの馬もバテてた脚色ですし、直線の上り坂でどのルート、どういう脚の使い方をすれば惰性が効くのかの勝負になっていたと思います。
だからこそ、背丈・パワーがある馬がしっかり動けば、坂に負けず生き残りますし、中途半端に道中仕掛けて動くことが、騎手の立場からは本当に難しいと。
特に中山コースは内・外に関わらずコーナーカーブが変則的ですし、いつもの良馬場の時よりも仕掛けのポイントをズラされるのはだいぶ堪えるはず。

アネモネSは、例年ならば桜花賞の優先出走権を獲りにきた関西馬+有力騎手のコンビを積極的に狙うべき場面。
しかし今年は馬場が顕著に悪化し、特殊なスタミナ性能を問われる可能性が高く、体格の良さが大幅な加点対象となるのは間違いないと思っています。
手先の効きやバネが必要な馬場なら、パドックで機敏な動きを重視しますが、今年は馬力と持久力、惰性残せるかどうかの方が大事な状況のはず。

同時に、細身の馬が早熟で仕上げ進んでいた分で勝ち上がれた馬よりも、体格良くどっしりしていた馬が年明け前に勝ち上がり、長めの鍛錬を経て早期からレベルの高いメンバー相手に戦っていたことを重視したいです。
そう考えるなら、デビューから逆算してみた過程で成長が顕著なカイトゲニーは、結構今回は相手が楽・(自分がパワーある分)得意な馬場でやれる、前走と比べ競馬をしやすい落差が大きいのではないかと感じます。
見た目にも結構良い形をしている方ですし、トモがある割に重たくならずスピードも良い方。前走は出遅れが痛恨で、しかも速い流れを捲って挽回して足をなくしましたが、今回は鞍上も替わりますし時計が掛かる馬場になるのも良し。
アナザーリリックも、結構体格の良い馬ですがデビュー時期が非常に早め。菜の花賞は結構間隔が空いていたのですが、連勝出来ていい仕上がりで出てきていました。
ネクストストーリーは前走フェアリーSで、ゲート直後先頭となるほどのスタートの良さ。しかし好位の内で溜めていたら、捲りが入る展開になってしまって不必要に後退。直線も比較的外が伸びる状況だった中、馬場が良くない内を突いて浮上した形。
今回は距離慣れもしますし、明らか相手弱化なので十分足りていい場面。






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