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★本日のメイン

札幌11R
函館スプリントステークス
◎03.シゲルピンクルビー
○16.カレンモエ
▲08.カツジ

土曜日の札幌芝の傾向を掴むためにいろいろ遡って調べはしたのですが、腰の甘い馬でも、体が緩んでいる馬でも、前脚が曲がっている馬でも激走していて、何とも的を絞りにくい状況になっているようなのですが…。
というより、函館Wできちんと調教した馬がだいぶ好走していたようですね。
今週の札幌は今年一番の暑さとなっているようですし、札幌競馬場滞在が裏目に出ている馬が多かったのでは?

札幌に滞在して使い詰めだと、馬体から緊張感がどんどん失われていくのが例年のパターンなのですが、今年の出走メンバーは直前できちんと速い時計を出した馬がほぼいませんね。
別の場所で仕上げて、今週札幌入りした馬が半数以上いるのですが、その直前追い切りのフットワークを見ても、だいぶ荒々しい動きの馬が多いです。機敏さが感じられず、どういうわけかフットワークの精度が落ちている馬ばかり。
今年出走の各馬の履歴を見比べると、重賞で勝ち負けしていたり、G1好走後にやってくる馬もいて、なかなかにレベルが高い方だと思えるのですが、そのピークの性能をここで発揮できる状態にない馬ばかりに思えます。
とにかく、中間調整に不安が残り、デキ半端な馬同士の勝負となるなら、今年の函館スプリントSは仕上げ勝負。近走の履歴では内容面で見劣りがあったとしても、今回の函館SSに向かう調整過程がうまくいったということが、かなり大きなアドバンテージになるのではないかと。

シゲルピンクルビーは、今回のメンバーで唯一函館Wにて調整していた馬。
大半が札幌競馬場に滞在しているのと、函館にいる馬が少ない関係上、函館Wで追い切りをこなした比較対象(サンプル)が足りないので、記録した時計が良いかどうかは厳密には言いにくいものの、シゲルピンクルビーは最終追い切りでラストをきちんとまとめてきました。その1週前には栗東坂路で好時計を記録しています。
履歴を見直しても阪神外回りマイルへの適性がズレているだけで、体型は明らかに短距離馬。もちろん古馬スプリント重賞級との力量格差はあれど、相手のデキ・調整が微妙で、50kgを背負っての内枠アドバンテージあれば足ります。
前走から結構間隔が空いているのに、軽い調整しかしていない馬や、ミッキーブリランテやビアンフェのように、ここ1カ月の内容に乏しい馬が危ないと。

中京11R
三宮ステークス
◎12.サンライズホープ
○03.タマモサンシーロ
▲13.サトノギャロス
△16.ダイアナブライト
△11.メモリーコウ

オープンや重賞で一度土をつけられた馬同士の争いですが、意外と先行馬が少ない組み合わせになりました。
どの馬が主張してくるのかは当日次第のところありますが、注目しているのは3勝クラスでなかなか良い勝ち方をしてきたサンライズホープ、そして中京が得意で連勝内容が良いタマモサンシーロの2頭。
どちらも道中タフなレース展開で好走しているタイプで、競り込まれさえしなければ上のクラスでもやれるはず。

東京11R
エプソムカップ
◎17.アドマイヤビルゴ
○04.セダブリランテス
▲15.ザダル
△06.ヒュミドール

下級条件から勢いよく上がってきた馬が数頭いるんですが、追い切りの動きがどれもイマイチでしたね…。
シュリが京都金杯で完全に根負けした後、谷川岳Sを僅差勝ちしましたが、芝のマイル前後の距離だと重賞で勝ち負けしている馬と、オープン勝ち水準とは、レベルの差・開きがだいぶ大きいのではないかと思います。
実際、3〜5月の2勝3勝クラスは、特に能力が抜けていない馬でも勢いがあれば、それなりに勝ち負けに持ち込めたレベルだったと思います。少頭数の番組もかなり見かけました。
注目しているのは、高レベルレースを戦って敗れた馬の巻き返し。あるいは、セダブリランテスのように重賞を勝っているのに斤量が軽い馬。

アドマイヤビルゴはほぼ底を見せないまま臨んだ日経新春杯で敗れ、格上挑戦で臨んだ大阪杯は不良に近い道悪で見せ場なく敗れましたが、小ぶりの体型でピッチ走法。そこまでスタミナ優位とは言えないタイプでしょう。
自分は2000m以下の方が力を出せる方だと思います。今回の距離短縮+外枠+外差し優勢の馬場で大いに巻き返しを期待したいです。
セダブリランテスはあまりに休養が長かったため、前走の六甲Sではガス欠の結果になりましたが、本来の性能は上。追い切りを見ている限り良い動きでしたし、だいぶ戻してきた印象があります。
今回は先行馬が直線で包まれるような流れに絶対ならない状況なので、皆が忘れている強い先行馬がスンナリ…という可能性がありそうです。
ザダルは性能的にはオープンA級馬。重賞だと一歩足りない履歴ですが、時計の速い決着や直線バラける馬場で持久力勝負をするのが理想。今回は良い条件のはずです。
ヒュミドールも、長い距離は全く向いていないように感じるので巻き返し注意。







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