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東京11R ヴィクトリアマイル ◎ファインルージュ △アンドヴァラナウト、ソングライン、ソダシ、テルツェット、レイパパレ ファインルージュは前走の東京新聞杯で馬体重が16キロ増。重くは見せなかったものの、成長分を含めても余裕のある馬体でした。報道によると、当時は蹄の不安をなんとか克服した状態でビッシリ攻められなかったとのこと。JRDBのデータでは東京新聞杯時に「脚元良化」となっていたが、実際には”ギリギリ間に合った”状態だったようです。 それでいて、追い出しが遅れる不利がありながらの2着。素晴らしい勝負根性です。東京マイル適性も相当高いのでしょう。ここで「前走は脚元が良化したから走った」と片付けるのではなく、「この中間は脚元が良化した状態で調整できたのだからもっとパフォーマンスを上げる」とするのが反省を踏まえた村山の予想です。 補足データとして、木村厩舎×NF天栄は@広いコースに出走するA間隔があいた馬が特に優秀。土曜日の京王杯SCでも@Aの条件に合致したスカイグルーヴが2着に好走していました。ファインルージュも東京新聞杯以来の間隔かつ東京マイルへの出走なので厩舎傾向から強調可能。万全の状態でパドックに姿を現してくれるでしょう。 --- テルツェットの前走は56.5キロを背負って3角からずっと大外を走っていました。1830mは走っているのではと思えるほどで、人気を落とすなら評価するべきでしょう。 アンドヴァラナウトとソングラインは頭の高い走りが目立つ馬で、東京のGTを勝つイメージがあまり湧かない。とはいえ、馬体にキレがあるというか、GT級の牝馬の雰囲気を感じるので相手からは外せません。 アンドヴァラナウトは古馬マイルのスピードを初めて経験したのが前走。それを先行したのことがいい経験になっていそう。ソングラインは前走が海外競馬で、自身初となるチークピースを装着。色々とストレスの掛かる環境で初めての馬具を試しての好走でした。地元の東京、得意とする左回りならノーストレスでしょう。 実績面では牡馬混合の中距離GTで連対したレイパパレがIDM75と抜けています。外枠で揉まれる可能性が低く、折り合いの不安がなくなる距離に替わることもプラス。勝負強い川田騎手も頼もしい。ただ、3歳秋以降は完歩の小さいフットワークで粘り込む走りで結果を残してきた小柄な馬。東京マイルGTでスピードと末脚の決め手が問われるのはベストではないはずなので相手まで。



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