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阪神11R 宝塚記念 ◎Cエフフォーリア "まさかの敗戦"だった前走の大阪杯。普段であれば、加速局面でモタつくことはあり得ない馬なのだが、押しても全く進まず直線入り口では万事休すの状況。それでも公式基準のラスト1Fタイムは12秒1だったのでバテていた訳ではなく、単に走る気(状態)になれなかったのだろう。 今回は初ブリンカー着用だが、これについては好転するのでは?と個人的には思う。 管理する鹿戸雄一厩舎は、ここぞという時に馬具変更が成功している。ジャパンC制覇後、勢いに陰りがでてきたスクリーンヒーローにブリンカーを着用させてことで一変させた2009年天皇賞秋。ホープフルSで逸走したランドオブリバティにリーグルハミを装着させ、僅か数ヶ月の間隔で見事に立て直してきたきさらぎ賞(3着)がその具体例。 今回、特に注目したいのがチークピースではなくブリンカーを使うということだ。チークピースは着用することに対して報告義務がないため、レース直前まで着けるかどうかを判断することができる。これに対してブリンカーは木曜日の出馬投票時に報告が必要。 両者ともに視界を遮るため、走りを崩してしまうリスクがある馬具。直前まで悩めるチークピースではなく、着用報告をしたら必ず着用しなければならないブリンカーをあえて着けるということは、効果が絶大で本気で走ってくれる可能性が高いと踏んだからだと推測する。(あくまで個人的推測です) 状態面に関しては問題ないと思うので、とにかく集中して走ってもらいたい。そうすれば結果は自ずとついてくるだろう。 ○@オーソリティ 開幕2週目で芝のコンディションは良好。土日で内回りコース戦が(宝塚記念までに)6鞍組まれているが、内有利のバイアスは変わらないだろう。となると、最内枠で好位近辺を追走する可能性が高いオーソリティに期待したい。レース運びの巧さはエフフォーリアにも引きを取らないし、時計勝負にもある程度対応できる。 「オーソリティ=東京向き」というイメージがついてしまっているが、癖のあるタイプではないので阪神コースでも特に問題ないと思う。エフフォーリアがコケた場合の最有力候補はこの馬だ。 ▲Nディープボンド 天皇賞春のコラムで書いたが、「引き出しの多さ」は古馬ではトップレベル。ただ、反応が鈍いのでエンジンが掛かり切っても時すでに遅し…それが前走の天皇賞春だったと思う。スタミナが問われる展開になる可能性は高いので、ここでも崩れる可能性は低いのではないかと予想する。 注Iヒシイグアス 今回は中11週だが在厩での調整。在厩調整時は4-0-0-0とパーフェクト。堀厩舎の在厩調整と言えば2021年のフェブラリーSを勝ったカフェファラオが成功パターン。昨秋の天皇賞秋のような上がり勝負になると厳しいが、今回は幸運にもそうなる可能性は低い。D.レーン騎手への乗り替わりでモタれる面を制御できれば勝機も。 △Eタイトルホルダー 今年に入ってさらに一段階能力が底上げされた印象。ただ懸念点がある。昨年の有馬記念のように、パンサラッサに行かせて単独2番手で運ぶことができれば好勝負できると思う。ただ今回はアフリカンゴールドの存在が非常に厄介。道中絡まれるとダメな馬なので、アフリカンゴールドに突っつかれる形になってしまうと脆さを出してしまう可能性が高い。そのためこの評価に。 △Jパンサラッサ 距離不安が囁かれている点は好都合。マークされる可能性が低くなり、他馬が後ろの方で牽制し合うレースになればそのまま突っ切ることも可能だと思う。 △Lアリーヴォ



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