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中京11R ローズS ◎エグランタイン △セントカメリア、アートハウス、サリエラ、ラリュエル ◎の単勝と印への馬連 今年のローズSは先行勢が揃っていかにもペースが流れそう。単騎逃げが理想のパーソナルハイ、スローペースを得意とするアートハウスら実績上位のオークス組は苦戦を強いられるはずで、夏の上がり馬に上位の印を打った。 +-+-+- ◎エグランタイン デビュー当初は大敗続きだったものの、4月に初勝利を挙げてからは成績が一変。大山ヒルズへの放牧を挟み、馬体重を18キロも増やした2走前の都井岬特別は特に印象的で、ラリュエルには敗れたものの追えば追うほど伸びる末脚を使えていた。 初めての左回りなど克服すべき課題は多いものの、レース映像を見る限りは中京でも末脚を伸ばせそう。馬体重の増加がそのままパフォーマンス向上につながっているので、大山ヒルズへの放牧を挟んだ今回、再びの馬体増なら更に強くなっていると考えられる。 近5年のローズSでは前走オークス組が3勝、2着1回。連対馬10頭のうち6頭は別路線から出ていて、前走1勝クラス組が2勝、2着2回と健闘している。右肩上がりにパフォーマンスを伸ばすエグランタインなら通用するとみた。 +-+-+- △セントカメリア スタニングローズとナミュールに続く高野厩舎第三の矢。高野厩舎×ノーザンFしがらき×芝は今年(5.8.2.20)と3着内率42.9%。このうち単勝オッズが15倍以上だと(0.1.0.10)なので、単勝オッズ14.9倍までの馬なら6割近い好走率がある。 前走月岡温泉特別のパドックでは春よりも馬体が丸みを帯びていて、筋肉の質感もよく見えた。負担重量52kgではあったがラーグルフと接戦を演じたことも評価できる。 重馬場の中京2000mで2度も好走しているので実力以上に人気を集めるだろうが、小さめの完歩で地面を捉える様子は同厩のレイパパレにそっくり。良馬場ではややジリっぽいので、上がり勝負にならないのは歓迎だろう。1番枠ゆえ、先行馬が揃った今回は馬群の中での競馬になる可能性がある。これに怯むことなく走れれば。 +-+-+- △アートハウス 19年ダノンファンタジー、20年リアアメリアでローズSを勝っている中内田厩舎の管理馬。川田騎手+チャンピオンヒルズ帰りと信頼できる要素が揃っていて、オークスの内容からも距離短縮はプラス。輸送の短い中京もいい。 ただし、追走力と底力はまだ半信半疑。新馬戦と忘れな草賞で高いパフォーマンスを発揮して、エリカ賞とオークスで崩れたことから、今回想定される流れでは末脚が使えない可能性がある。コンディション面はいいと思うが相手まで。 +-+-+- △サリエラ 馬体重が心配な関東馬の初輸送。普通に考えて危ない人気馬だが、当週の調教で速い時計を記録しているので、陣営は輸送があっても大丈夫と判断しているのではないだろうか。 前走はレース上がり33秒8の流れを32秒9の末脚で差し切り勝ち。競馬ゲームのような鋭い伸びで高い素質を感じさせた。アートハウス同様に追走力が問われる流れではパフォーマンスを落としそうだが、国枝厩舎の牝馬を3歳秋重賞で無印にはできない。 +-+-+- △ラリュエル 厩舎×放牧先の成績が優秀で、坂井瑠星騎手は馬券で狙える騎手。◎エグランタインに先着した際は直線でもうひと脚使えていたので中京でも大丈夫。



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