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中山11R 有馬記念 ◎Lタイトルホルダー 天皇賞春・宝塚記念で圧倒的パフォーマンスを魅せて凱旋門賞に挑戦。着順こそ11着だったが、パリ・ロンシャンの地でタイトルホルダーここにあり!ということは十分示せたレースだった。 彼の強みは「早めのスパート」で他馬を振るい落とすことができる点だ。先述の天皇賞春と宝塚記念は、勝負所手前からジワジワとペースを上げるレーススタイル。それでいて天皇賞春は上がり最速、宝塚記念は上がり3位で駆け上がっており、ポテンシャルはまさに怪物。イクイノックスは確かに強いが、「この馬のレース」ができれば振り切れるのではないだろうか。 ○Hイクイノックス 天皇賞秋で見せたあの「豪脚」はこの舞台でも輝くだろう。斤量面も優位でローテーションにも余裕あり。懸念点を挙げるなら以下の事象。 それは「NF天栄帰りの差し・追い込み馬」であること。以下は本年における、NF天栄帰りの差し・追い込み馬の成績(東京・中山比較) 東京・勝率16.5%連率29.8%複率41.1% n=248 中山・勝率7.5% 連率21.1%複率31.7% n=161 ※2022年・芝・単勝オッズ50倍未満・天栄帰りで脚質が差し&追い込み馬の成績 中山では「差し切れない」or「早仕掛けで脚が上がる」パターンがよく発生しているのだ。上の条件の該当馬で成功したパターンは、皐月賞のジオグリフだけ。ただレースでは「差し」に構える競馬ではなかった。ローテーション等数々の困難を乗り越えてきたイクイノックスだが、今回待ち構える壁は高い。 以下は後半の脚が魅力的な馬達。ボルドグフーシュは不器用な分、勝負所で外を回す競馬になりそうだが、スタミナ性能の高さでゴリ押しできる可能性がある。 ジェラルディーナはバイアス等の運も味方にして今秋は重賞を2連勝。もちろん力も付けてきているので、ここでも通用するはず。 ヴェラアズールは芝に転戦後全てのレースで上がり最速をマークしている。サンシャインSのような競馬では届かない可能性があるので、思い切って内に突っ込む競馬をしてもらえれば。 △Bボルドグフーシュ △Dジェラルディーナ △Eヴェラアズール △Oディープボンド 昨年の2着馬。追走すら苦しかった前走の凱旋門賞はノーカウントでOK。2走前の宝塚記念はこの馬からして速すぎる時計の決着だったのでこちらも参考外。有馬記念の8枠は不利とされているが、先行できるこの馬にとってはあまり関係ないように思える。勝てなくとも2、3着なら狙える器だ。



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