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★本日のメイン

中山11R
ホープフルステークス
◎08.トップナイフ
○15.キングズレイン
▲18.ミッキーカプチーノ
△02.ハーツコンチェルト

開催4週目を過ぎて、見た目には馬場の内側が荒れているように感じます。
有馬記念も大したペースではないのに、ロングスパート勝負で外を回る馬が優位になりました。最終レースも大外追い込みがハマっていますね。
古馬よりも体格は劣り、成長力も半端な2歳馬が揃っているので、悪くなった馬場に我慢できるガッチリした形の馬は、内を突いて有利になりますし、この程度の馬場でも脚を取られてしまうひ弱な馬は、コースロスを余儀なくされます。
仕上がりや完成度の差が、今回は如実に結果に出てしまう状況だと思います。

トップナイフは結構良い馬だと感じましたね。
前走京都2歳Sは、勝負所で致命的な玉突き不利を食らって後退したのに、直線立て直して猛然と伸び、粘りを見せる逃げ馬を追い詰めました。
もちろん差してくれた方がこちらとしては良かったのですが、一定以上の根性とレースに対しての前向きさを見せてくれました。
癖のある追い込み馬が多い中、ある程度高い位置で立ち回れて、末もしっかり使える候補として。
キングズレインは前走の勝ち方も良いのですが、追いきりの動きが目立ちました。ミッキーカプチーノとともに、枠がどう影響するか怪しい所ですが、馬体は評価できますしこの年末でも高いレベルで仕上がっている方だと思います。
ハーツコンチェルトは、前走出遅れも顕著。道中ずっと大外を回りすぎて、内で我慢していたガストリックに比べて3馬身4馬身はロスしていたと思います。さすがにちょっともったいない内容だったと思いますし、ガストリックより強い馬でしょ、ということで見直したいと思います。まだパンとしきれていない様子ですが、これは当日待ち。

ファントムシーフやグリューネグリーン、ガストリックは仕上がり気配が怪しそう。
年末になって相当寒くなってきましたし、レースを勝った反動も微妙にあったようです。これこそ当日どんなものか、といったところ。

デムーロ騎手とムルザバエフ騎手が先頭争いをするようですが、他にも気性的に怪しいタイプが多く、しかもフルゲート。毎年そうですが、いつでも突発的に暴走する馬がいるレースです。
ある程度高いレベルの番組で、綺麗な競馬ができる所を示した方が破綻は少ないはず。

阪神11R
ベテルギウスステークス
◎03.ヘラルドバローズ
○07.ピュアジャッジ
▲10.フィロロッソ
△01.ルリアン
△12.ハヤブサナンデクン

サンライズウルスやベルダーイメル、ハヤブサナンデクンが、古馬ダートOPにてあまり高いレベルにいないのは間違いないはず。
そのうえで、3勝クラスで良い勝ち方をしてきた馬の方が目を惹きます。
3歳馬ヘラルドバローズは、背丈がありすぎてまだ肉付きが中途半端に感じますが、競馬ぶりはレースを経るごとにどんどん進化していますね。
レパードSでは大敗したものの、OPクラスでもすぐ通用する馬だと思うので、過剰人気でも評価するべきではないかと思います。
離し逃げでもかなりのスタミナを見せたピュアジャッジ、堺Sでの捲り差しが光る内容だったフィロロッソは、流れさえ合えばOPでも足りる持ち味があると感じています。

中山12R
カウントダウンステークス
◎03.レディバランタイン
○05.ニシノラブウインク
▲09.アールバロン
△01.ダンテスヴュー
△06.インダストリア

前走どころか近走ずっと遡っても大敗してきた馬ばかり。
重賞帰りのインダストリアが人気を集めるのも少しわかりますが、3歳馬でも本当に強いのか怪しい所。
変則日程でもありますし馬場もどうなるかはわからないので、いい枠、いい展開になっただけで激走する可能性は大きいと思います。あまり過去の能力のことだけで判断しないように気を付けたいところ。

レディバランタインは、秋風Sで完全に捕まってしまいましたが、距離が長かったというよりは道中のペースをコントロールしきれなかったため。1000m通過57秒3は、改めて見てもだいぶ速すぎです。
馬場も荒れてマークも下がり、もっと楽にコントロールできるはずで、外差し優勢と思われている状況で裏を取れれば。中山マイルは瞬発力必要ないので、合うとは思うのですが…。
ニシノラブウインクも同様、前半の争いをうまくごまかせれば。新潟牝馬Sでも悪くない仕上がりでした。
アールバロンも、スローペースの楽逃げ向きのタイプ。距離実績はない馬ですが、胴が短くこれぐらいの距離が合う方かも。

阪神12R
2022ファイナルステークス
◎10.エグレムニ
○14.ワンスカイ
▲12.モンファボリ
△11.クリノマジン
△07.エイシンスポッター

連続開催の最終日最終レース。気温も年末で一気に低下し、日照も少ない時期。開催時間帯を考えても、西日が落ちて薄暗くなっているはずです。
馬場はどんだけ補正をかけていたとしても、抜群なわけがありません。ボロボロの馬場状態でギリギリ持てばいい、ぐらいのはず。
おまけに変速日程のために本追い切りのタイミングも微妙ですし、仕上がり半端か落ち目の馬だらけだと思います。
本当に強い馬が来たがらないタイミングのひどい馬場、そこでハンデ戦ですから、単純に荒れ馬場適性、我慢比べに強いタイプが有利になるはず。
枠もちょっとはマシなルートを通れる外枠の方がいいはずで、少し骨量が多くて鈍足気味、距離適性も微妙に長めと感じるような馬がベター。

前走馬体重が500kgを超えていて、飛節の折りが深く、1400mベターではと思えるエグレムニとワンスカイに注目しています。どちらも腹ボテ体型で馬体の横幅の方が分厚く見えるタイプ、
後肢の捌きも結構もったいぶっていて、速い時計で決着する芝1200mは苦手。今回のような馬場でやっと間に合うタイプだと思いますし、今回は強力な先行馬もいなさそうで、多少強そうなキャラは斤量を背負っています。紛れがありそうな場面でこそ推奨したいタイプ。
また、モンファボリは函館・札幌の洋芝でないと勝ちきれないタイプ。坂が苦手という説もあるにせよ、時計がかなり掛かる荒れ馬場で浮上がありそう。







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