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★本日のメイン

阪神11R
ベテルギウスステークス
◎08.エクロジャイト
○10.ハピ
▲03.ハイエンド
△14.キタノヴィジョン
△05.ミッキーヌチバナ

エクロジャイトはまともに強い馬だと思うんですが、揉まれるとだいぶ淡泊で、控えても味気ないタイプ。
左回り自体もあまり上手ではなさそうな様子ですし、成長余地もまだあるとは思うので、落ち目の馬ばかりが集まった今回は再度注目。
ハピはさすがにこのメンバーなら地力上位だと思います。ただ昨年末辺りから休み休みで、G1で激走した反動が尾を引いているのか、パフォーマンスが大きく落ちているように見えます。追い切りも良く見えませんし…。
ハイエンドは阪神コースでだけしっかり走り、他のコースで全く噛み合わないタイプ。馬体は前走もきっちり整っていたので、適条件に戻るなら印を振っておくべき。京都コースで全く走れていないのはどうかと思いますが…。

中山11R
ホープフルステークス
◎01.ゴンバデカーブース
○11.ショウナンラプンタ
▲09.タリフライン
△15.ウインマクシマム
△18.ミスタージーティー

昨年のドゥラエレーデは、14番人気に反発しての大金星。
もちろんムルザバエフ騎手の手綱さばきが見事だったことも大きいのですが、何より前走4着と馬券圏内を外した馬が巻き返し、しかもG1を制したことが驚き。
こういう2歳の主要レースはとにかく前走1着馬が強力、というのがこれまでの傾向。レースに対し前向きに参加して集中力を保てている状態の馬が常に強く、まだ強い相手に正面切って負かされたことがない、対戦にてフレッシュであることが、大一番のタフなレースに向かう上で有利であることが常にありました。
おそらくは世間一般的にも、ドゥラエレーデの東京スポーツ杯4着は「情状酌量余地のある展開不利での負け」なのはちゃんと認識していたはずです。
が、そうは言うものの、2歳戦の前哨戦で躓いた馬は集中力が切れたり、あるいは負けたことで馬が嫌気を差したり、肉体的心理的ダメージを負うことが多く、負けたことでリズムが狂うことを猶予した人も実際多かったのでしょう。
それともう一つ。昔のホープフルSは主にマイル〜1800mの新馬戦を戦ってきた馬が出走馬の大半を占める比率になることが多かったので、どの馬もみな2000mで走るリズムがうまくかみ合うとは言い切れませんでした。
スピードが勝った気性難の馬が必ず何かしら暴走し始めて、距離経験のある馬に有利に働くか、あるいはズブさがあって距離は持つタイプがスタミナ面を引き出して強さを示す、という傾向もありました。
逃げて勝った馬や徹底先行タイプは、ホープフルSだとレース質にも展開面でもあまり噛み合いにくい傾向がかつてあったからこそ、軽視されていたと思います。

しかし一昔と比べても2歳戦の1800〜2000m新馬戦の単純総数が増えて、2歳時から長めの距離を使う機会も結構多くなった結果、昨年2022年は前走2000mを使ってきた馬が13頭、残る5頭も前走1800m。折合に苦労するような気質の馬が皆無で、みな距離不安がないキャラばかりでした。
時代と共に先導役がほとんどいない組み合わせになったことも、昨年ドゥラエレーデが激走を果たした背景にあったと思います。
昔のホープフルSと比べ、折り合いがつくタイプがホープフルSに集まりすぎたため、先行馬の方が展開面でのアドバンテージを取れるレースになってきたのでは?
レベルの高いマイル戦・1800m戦を経てきた馬の方が、スピード的なアドバンテージを生かす流れになってきたのではないかと思います。

ゴンバデカーブースは、サウジアラビアロイヤルカップでシュトラウス相手にも馬体上位だと思えたほどしっかりした馬。
距離延長どんとこいと言えるかどうかは当日次第だと思いますが、追い切りもまともでレースセンスも抜群ですし、隊列的な有利を取れればこなせる可能性大と見ています。
そして期待したいのはショウナンラプンタ。
前走時点で520kg、しかもまだ余裕を感じる馬体でレースも粗削り。敗れたことは致し方なしと感じていますが、先行有利の流れの中で最後尾追走。直線で見せた末脚は確かなものと感じましたし、だいぶ見所のある内容でした。
注目度に比して弱さしか見せていないレガレイラより遥かにマシな競馬ぶりでしょう。
タリフラインは新馬戦で甘めの馬体ながら目を惹く勝ち方をした馬。繋ぎの強さが段違いというか重賞レベルのバネを感じました。パドックでどれだけ成長を見せられるか次第ではあるものの、期待は大きい1頭。
その他、追い切りの動きが良かったウインマクシマムとミスタージーティー。

シンエンペラーは京都2歳Sがギリギリの勝ち方だったのも不満ですし、中間の追い切りがどうも半端に見えてしまい、印象が悪いです。2000mでもズブそうなタイプに思えますし、阪神2000mより狭い中山でどうかと。
レガレイラはそこまで強くないと思いますが…。

阪神12R
カウントダウンステークス
◎03.エイシンフェンサー
○02.スコールユニバンス
▲06.プロスペリダード
△05.ミルトクレイモー
△12.スーサンアッシャー

阪神芝はまだ馬場状態も良好なままで、8日目でも逃げ切りで決まるレースがあり、時計の水準もだいぶ速い状態を維持したままです。荒れているように見えてほとんど問題ない状態なのでしょう。

エイシンフェンサーはここまで芝で全く大崩れのない履歴。
後肢の捌きが非常に軽く、昇級しても追走が楽になって苦にならないタイプ。内枠も上手く捌けるはずですし、メイショウエニシアとプロスペリダードの争いを見てその後ろでうまく立ち回れる絶好のポジションだと思います。
スコールユニバンスはやや胴長で短足。1200mに距離が縮むのはむしろプラス。
変なタイミングで仕掛けるタイプでもないので、馬ごみは捌けるはず。
プロスペリダードはOPや重賞クラスだとどうかと思いますが、3勝クラスなら楽に通用するはず。差しに回っても対応できる体型だと思います。
スーサンアッシャーが馬群の外をずっと回って、それでもズバッと差し込める程に内側の馬場状態が悪い、とは思っていません。差しがズバズバ決まるようなら外のスーサンアッシャー有利だと思いますが。

中山12R
2023ファイナルステークス
◎08.リサリサ
○11.サンカルパ
▲10.クルゼイロドスル
△04.ビジュノワール
△03.ブランデーロック
△06.ボルザコフスキー

このメンバーで一番強いのはおそらくリサリサだと思っているのですが。重賞に出ても通用したと思います。
紅葉Sで接戦したフィールシンパシーは、次走ターコイズSで勝ちそうになりました。クルゼイロドスルより安定感はあるはず。
サンカルパも重賞に強気にチャレンジさせただけあって、いい馬体をしています。紆余曲折はありましたが、今回はベスト条件に出てきました。
その他、前走1着で気になる馬を。
ボルザコフスキーは、ようやっと復調気配を見せていて、前走もいい気配でした。
中山に対応できない馬ではないと思っているのですが。






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