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★本日のメイン

小倉11R
愛知杯
◎01.グランスラムアスク
○08.ローゼライト
▲04.ウインピクシス
△05.アレグロモデラート
△11.セントカメリア
△03.タガノパッション

小倉や中京での開催に関わらず、開幕週だというのに案外雨に祟られがちな愛知杯ですが、今年は珍しく良馬場で行われそう。
今年は日程の都合上、年明け最初のローカル開催は中京ではなく小倉で行われます。年末に中京→2週間ほど空けて再度1回中京という運びの年は、まだ芝が回復しきらず良馬場でも内が荒れたままで、時計の掛かる決着になることも多いのですが、今年は開幕週らしい絶好の馬場状態でやれそうです。
2分1秒台、かつスタミナ必須の状況で戦う、牝馬限定戦では珍しい2000mという距離の重賞なので、開催初日でも追い込みに偏ることが多い愛知杯ですが、今年は1分58〜59秒台、かつ内ラチ沿いが絶好。ここ10年遡って似たシチュエーションがあるかどうか、というレース質になります。
例年通りの推定上がり最速馬狙いでいいのか?ということは、ちょっと見直した方がいいですね。

明け4歳馬がミッキーゴージャス1頭のみで、その他はみな5歳以上。
55kgを背負う馬でもOPか条件クラスで頭打ちになったことがどの馬にも一度あり、重賞で見比べて地力上位だとは言いにくい印象で、3勝クラスを勝った直後の2頭はどちらも54kg。結構悩ましいハンデですね。
ポテンシャルがあるのに、ここ数戦ちょっと負けただけで斤量の軽い馬がいればチャンスかもしれません。
ミッキーゴージャス、セントカメリアどちらもあまり追い切りのフットワークは良く見えませんでしたし…。

狙ってみたいのは、2000mでまだ勝ち星がないとはいえ、最内枠を引いたグランスラムアスク。
クイーンSでは状態が明らかに落ちて見えましたし、前走はやけくそに近いダート挑戦で全く結果が出ず。全くの度外視で良いでしょう。
今回は明らかに動きが戻ってきましたし、どちらかというと斤量が軽い時に走れる方で、行き切った方が良いタイプ。決着時計もまずまず速い方が良い方。強気に主張してどこまでとは言えますが、今回は条件が大幅に好転しています。
ローゼライトも2000mの方がいいタイプですし、意外とこの2000mで速い勝ち時計があるタイプなので、53kgなのはかなり有利かも。
厩舎の傾向的に間隔を詰めて走らされることの多い馬ですが、鉄砲の方が走ります。
ウインピクシスは中間の追い切り日程が不安で、どういう仕上がりで出てくるのか不安ですが、逃げなくても競馬ができるタイプですし、仮にグランスラムアスクがミスしてこちらが行けるようならもちろん有利。
馬体が増えてもあまり良くなかった印象なので、440kg台で出走できれば。
その他でタガノパッションは、詰めの甘さはあれど小倉で全く大崩れしないタイプ。2000mの持ち時計1位という点にも注目。

京都11R
淀短距離ステークス
◎17.スコールユニバンス
○06.ゾンニッヒ
▲14.エクセトラ
△11.メイショウソラフネ
△08.ロードベイリーフ

Aコース内ラチ沿い有利の恩恵に預かれたのはほぼ開幕初日だけで、その後はまともに差しが決まっている京都の芝。
芝の生育自体は、あんまり良くなかったのではないか?と思います。
フルゲート近いメンバーになれば、脚質の組み合わせ関係なく差し馬有利ではないか?と思うのですが。

スコールユニバンスは、脚が短すぎるのがネックになっていた印象がある馬ですが、距離を縮めて大正解。やっと持ち前の加速力が展開と噛み合う条件を見つけた、といったところでしょうか。
集中力を維持できている時は強いタイプですし、昨年も冬場から年明けだけ絶好調だった馬なので、今回の格上挑戦もあまり大した馬はいませんし、期待できる方なのでは。
ゾンニッヒはキーンランドCでも期待できるデキだったと思いますが、馬場に脚を取られたと考えていいでしょう。パフォーマンスがあそこまで落ちるとは思いませんでした。本来の能力はあんなものではないはずです。
エクセトラはちょっとここ2戦噛み合っていませんが、差し馬向きの展開になれば…というところ。

中山11R
ニューイヤーステークス
◎12.フィールシンパシー
○04.スパイダーゴールド
▲02.ダノンティンパニー
△09.グラティアス
△16.アサヒ

中山の芝は、連続開催だというのにも関わらず馬場状態が非常に良かったですね。相当速い時計がバンバン出ていて、明らかにスピード必須。当日追い込んで外を回った馬の出番はほぼなかったと言えるのでは。
追い込み脚質の馬でも、当日ポンと先行できれば好走できていたので、かなり当日のポジション取りは大事に思えます。あとは走破力性能ですね。

フィールシンパシーは寒い時期になって明らかに調子を上げてきたこともそうですし、この出走メンバーの中で一番の持ち時計がある馬。前走の走破内容もだいぶ偉いです。
馬体は寂しく見せる方ですが、それで整っているので問題なし。中心視は当然でしょうか。
スパイダーゴールドはここ3戦、明らかに集中力を欠く内容なのが不安ですが…。
本当に馬体、追い切りは良く見せるので、必ず走る所があると信じています。マイルに距離を縮めて持続できれば。
ダノンティパニーはそこまで強い馬ではないと思っていますが、軽い芝は大歓迎な方。硬さがあるタイプ、外を回らずに競馬ができるのであれば。
グラティアスは速い時計の方がむしろタイプできる方、アサヒはポテンシャルや上がり性能のセンスは感じるので厳しい展開になれば、というところ。








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